家の中心に位置する真ん中玄関は、間取りの要となり、日々の生活動線に大きな影響を与えます。
この玄関の場所やデザインを見直す、真ん中玄関のリフォームを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、実際にリフォームを進めるとなると、費用はどのくらいかかるのか、どのような間取りにすれば良いのか、メリットだけでなくデメリットも把握しておきたいなど、様々な疑問や不安が浮かんでくることでしょう。
また、収納スペースの確保やおしゃれな土間空間の実現、さらには風水といった観点まで、考えるべきことは多岐にわたります。
リフォームは決して安い買い物ではないため、後悔しないためには事前の情報収集と計画が不可欠です。
玄関の位置を変更する大規模なリフォームから、ドアの交換や収納の増設といった比較的手軽なものまで、選択肢は様々です。
それぞれの工事内容によって費用相場や工期も大きく異なります。
どのようなリフォームが自分の理想の暮らしに合っているのか、具体的な事例やアイデアを参考にしながら検討することが成功への近道と言えるでしょう。
この記事でわかること、ポイント
- 真ん中玄関のリフォームにかかる費用の内訳と相場
- 玄関の位置変更に伴うメリットとデメリット
- リフォームで後悔しないための間取りのポイント
- 生活動線を劇的に改善したリフォーム成功事例
- 運気も考慮した玄関の場所選びと風水の考え方
- 収納力を格段にアップさせるための具体的なアイデア
- 理想の住まいを実現するためのリフォーム計画の総括
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もくじ
真ん中玄関のリフォームで変わる暮らしの動線
ポイント
- 玄関の位置変更にかかる費用の内訳
- 家の中心から玄関を移すメリット・デメリット
- 間取り変更を成功させるためのポイント
- 生活動線を改善したリフォームの事例
- 玄関の場所を変える際に考えたい風水
玄関の位置変更にかかる費用の内訳
真ん中玄関のリフォーム、特に玄関の位置を変更する場合、その費用は工事の規模や内容によって大きく変動します。
一体どのような項目に費用がかかるのか、その内訳を理解しておくことは、予算計画を立てる上で非常に重要になります。
まず、最も大きな割合を占めるのが、既存の玄関の解体と新たな玄関の設置工事です。
解体・撤去費用
現在ある玄関ドアや壁、床などを取り壊す作業には費用が発生します。
この費用には、解体作業そのものの人件費に加え、撤去した廃材の処分費用も含まれます。
建物の構造や玄関の大きさによって変動しますが、一般的には5万円から15万円程度が目安となるでしょう。
壁の内部に断熱材や特殊な配線がある場合は、さらに費用が加算されることもあります。
新規玄関設置工事費用
新しい玄関ドアの設置、壁の造作、そして内外の仕上げ工事が含まれます。
玄関ドア本体の価格は、デザインや機能性によって数万円のものから数十万円するものまで幅広く、リフォーム費用を大きく左右する要素です。
例えば、断熱性能の高いドアや、防犯性に優れた電子キー付きのドアを選ぶと価格は上がります。
これに加えて、壁や床の工事、電気配線工事(照明やインターホンなど)が必要になり、合計すると50万円から150万円程度が一般的な相場と言えるでしょう。
外壁・内装の補修費用
玄関の位置を変更するということは、元の玄関があった場所の壁を塞ぎ、新しい玄関周りの壁を造作する必要があります。
そのため、外壁材や内装材の補修、あるいは張り替えが必須となります。
外壁の場合は、既存の壁と色や質感を合わせる必要があり、部分的な補修が難しい場合は一面を張り替えることもあります。
内装も同様で、壁紙の張り替えや塗装などが必要になります。
この補修費用は、使用する材料や範囲によって異なりますが、15万円から40万円程度を見込んでおくと安心です。
諸経費
工事費用全体の見積もりには、現場管理費や設計料、各種申請費用などの諸経費が含まれます。
これは工事費総額の10%から15%程度が目安です。
これらの費用を総合すると、玄関の位置変更を伴うリフォームは、最低でも100万円以上、場合によっては200万円を超える大規模な工事になることを理解しておく必要があります。
もちろん、これはあくまで一般的な目安であり、建物の構造(木造、鉄骨など)やリフォーム会社の料金設定によっても変わってきます。
正確な費用を知るためには、複数のリフォーム会社から詳細な見積もりを取り、内容を比較検討することが不可欠です。
家の中心から玄関を移すメリット・デメリット
家の中心、つまり真ん中に玄関がある間取りは、廊下が短く済むなどの利点がある一方で、プライバシーの確保が難しいといった側面も持ち合わせています。
真ん中玄関のリフォームによって玄関の位置を変更することで、どのようなメリットが生まれ、またどんなデメリットが考えられるのでしょうか。
双方を十分に比較検討することが、リフォーム後の満足度を高める鍵となります。
玄関を移すことのメリット
- プライバシーの向上
- リビング空間の拡大
- 生活動線の改善
- 採光・通風の改善
最大のメリットは、プライバシーの確保です。
真ん中玄関の場合、玄関を開けるとリビングや他の部屋が直接見えてしまうことが少なくありません。
玄関を家の端に移動させることで、来客者の視線が家の中まで届きにくくなり、家族がくつろぐ空間のプライバシーを守ることができます。
また、玄関を移動させることで生まれたスペースをリビングや他の部屋と一体化させれば、居住空間をより広く、開放的に使うことが可能になります。
特に、廊下が占めていた面積を有効活用できるのは大きな利点と言えるでしょう。
さらに、家族のライフスタイルに合わせて玄関の位置を最適化することで、買い物帰りの荷物の搬入や、外出・帰宅時の流れがスムーズになるなど、日々の生活動線が改善される効果も期待できます。
玄関を移すことのデメリット
- 高額な費用
- 耐震性への影響
- 工期の長期化
- 間取りの制約
一方、デメリットとして最も大きいのは、やはり費用が高額になる点です。
前述の通り、壁の解体や造作、外壁の補修など大掛かりな工事が必要となるため、数百万円単位の予算が必要になることも珍しくありません。
また、建物の構造によっては、玄関の位置変更が耐震性に影響を及ぼす可能性があります。
特に、壁を撤去する場合は、専門家による慎重な構造計算と、必要に応じた補強工事が不可欠です。
安易なリフォームは建物の安全性を損なう危険があるため、信頼できる業者に依頼することが絶対条件です。
工事期間が長くなることも覚悟しなければなりません。
解体から設置、内外装の仕上げまで、数週間から1ヶ月以上かかることもあり、その間の生活に支障が出る可能性も考慮しておく必要があります。
間取り変更を成功させるためのポイント
真ん中玄関のリフォームを行い、間取り変更を成功させるためには、単に玄関の位置を動かすだけでは不十分です。
リフォーム後の暮らしを具体的にイメージし、家族全員が快適に過ごせるような計画を立てることが重要です。
いくつかの重要なポイントを押さえることで、後悔のないリフォームを実現できます。
1. 生活動線を第一に考える
最も重視すべきは、リフォーム後の生活動線です。
玄関から各部屋へのアクセスはスムーズか、キッチンへの動線は買い物帰りを想定しているか、来客時と家族の動線は分けられるかなど、具体的な生活シーンを思い浮かべながら計画を練りましょう。
例えば、玄関の近くにクローゼットや収納スペースを設ければ、帰宅時にコートや荷物をすぐに片付けることができ、リビングが散らかりにくくなります。
また、洗面所への動線を短くすれば、外から帰ってすぐに手洗いうがいをする習慣がつきやすくなります。
2. 収納計画を綿密に行う
玄関周りの収納は、家のスッキリさを保つために非常に重要です。
靴だけでなく、傘、ベビーカー、アウトドア用品、防災グッズなど、玄関に収納したいものは意外と多いものです。
間取り変更の際には、大容量のシューズインクローゼットや土間収納を設けることを検討しましょう。
壁面を利用した見せる収納や、ベンチ兼収納など、スペースを有効活用するアイデアも取り入れたいところです。
現在の持ち物をリストアップし、将来的に増える可能性も考慮して、十分な収納量を確保することが成功の秘訣です。
3. 採光と通風を確保する
玄関は家の顔であり、明るく風通しの良い空間であることが望ましいです。
玄関の位置を変更することで、リビングなどの主要な部屋の採光や通風が損なわれないか、十分に確認する必要があります。
窓の位置や大きさを工夫したり、吹き抜けを設けたり、あるいは採光タイプの玄関ドアを選んだりすることで、暗くなりがちな玄関を明るく開放的な空間にすることができます。
自然光が入る玄関は、日中の照明コストを削減できるというメリットもあります。
4. 将来の変化を見据える
リフォームは、現在のライフスタイルだけでなく、10年後、20年後の家族構成や身体的な変化も見据えて計画することが大切です。
子供の成長や独立、あるいは自分たちの老後などを考慮し、可変性のある間取りを考えておくのも一つの手です。
例えば、将来的に手すりを設置できるように壁に下地を入れておいたり、車椅子でも通りやすいように廊下の幅を広く取っておいたりするなど、バリアフリーの視点も取り入れておくと良いでしょう。
生活動線を改善したリフォームの事例
真ん中玄関のリフォームによって、実際に生活動線がどのように改善されたのか、具体的な事例を見ることで、よりリフォーム後のイメージが湧きやすくなります。
ここでは、いくつかの成功事例をご紹介します。
事例1:玄関を移動して広々としたLDKを実現
もともと家の中心にあった玄関を北側の端に移動させた事例です。
このリフォームにより、元の玄関と廊下があったスペースをリビングダイニングと一体化させることができました。
結果として、家族が集まるLDKが格段に広くなり、友人を招いてホームパーティーを開けるほどの開放的な空間が生まれました。
新しい玄関の横には大容量のシューズインクローゼットを新設し、家族全員の靴やアウトドア用品をすっきりと収納できるようになり、常に玄関をきれいに保てるようになったそうです。
来客者の視線がリビングに直接届かなくなったことで、プライバシーが確保され、よりリラックスして過ごせるようになったという点も大きなメリットでした。
事例2:回遊動線を取り入れて家事効率をアップ
この事例では、玄関の位置を少しずらし、玄関からパントリー、そしてキッチンへと直接つながる「家事動線」を新たに作りました。
買い物から帰ってきたら、重い荷物を抱えたままリビングを通ることなく、すぐにパントリーや冷蔵庫に収納できます。
さらに、玄関ホールからはリビングにも直接アクセスできる回遊動線を確保したことで、家族の動線と家事動線が交錯せず、ストレスのない生活が実現しました。
このリフォームは、特に子育て世代や共働きで忙しい家庭にとって、日々の家事負担を大幅に軽減する効果をもたらしました。
事例3:2階リビングへのアクセスを改善
2階にリビングがある住宅で、階段が玄関から遠い位置にあったため、帰宅後の動線が長くなっていた事例です。
リフォームでは、玄関の位置はそのままに、玄関ホールにリビングへ直結する新たな階段を設置しました。
これにより、帰宅後すぐに2階のリビングでくつろげるようになり、生活の質が向上しました。
元の階段はプライベートな空間へのアクセス用として残したため、来客時にも家族のプライベートな動線と分けることができ、メリハリのある間取りになりました。
これらの事例からもわかるように、真ん中玄関のリフォームは、単に見た目を変えるだけでなく、日々の暮らしの快適性や効率を劇的に向上させる可能性を秘めています。
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玄関の場所を変える際に考えたい風水
家のリフォーム、特に人の出入り口である玄関の場所を変更する際には、風水の考え方を取り入れたいと考える方も少なくありません。
風水は、環境学や統計学の一面も持ち合わせており、心地よい住まいづくりのヒントを与えてくれます。
ここでは、玄関の場所を決める上で参考にしたい風水の基本的なポイントをいくつかご紹介します。
良い気が入る方角
風水において玄関は、気の入り口として最も重要な場所とされています。
一般的に、東、東南、南、北西が良い方角とされています。
- 東向きの玄関: 若々しいエネルギーや発展運をもたらすとされる。
- 東南向きの玄関: 人との縁や信用を高める効果が期待できる。
- 南向きの玄関: 人気や名声、美しさを象徴する方角。
- 北西向きの玄関: 主人の運気や社会的な地位、出世運に関わる。
ただし、これらは一般的な説であり、住む人の生年月日(本命卦)によって最適な方角は異なります。
本格的に取り入れたい場合は、専門家に相談するのが良いでしょう。
避けるべき玄関の位置
一方で、風水では避けた方が良いとされる玄関の位置も存在します。
例えば、「鬼門」と呼ばれる北東、「裏鬼門」と呼ばれる南西の方角に玄関を設けるのは、一般的に凶とされています。
また、玄関を開けた正面に階段や窓、トイレのドアが見える「漏財宅(ろうざいたく)」と呼ばれる間取りも、良い気がそのまま外へ逃げてしまうため、避けた方が良いとされています。
もし、間取りの都合上どうしてもこのような配置になってしまう場合は、のれんや観葉植物を間に置くことで、気の流れを和らげる対策を取ることができます。
玄関を常に清潔に保つことの重要性
風水で最も大切なのは、方角や間取りだけでなく、玄関を常に明るく清潔に保つことです。
たたきに靴を何足も出しっぱなしにしたり、不要なものでごちゃごちゃさせたりするのは、良い気の流れを妨げる原因となります。
整理整頓を心がけ、こまめに掃除をし、明るい照明を取り付けることが、良い運気を呼び込むための基本です。
風水の考え方は、リフォーム計画における一つの指針にはなりますが、あまりこだわりすぎると間取りの自由度が失われてしまう可能性もあります。
生活動線や使いやすさといった実用的な側面とのバランスを取りながら、心地よいと感じられる空間づくりを目指すことが最も重要です。
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アイデア満載の真ん中玄関のリフォーム計画
ポイント
- 収納力をアップさせるアイデア
- おしゃれな土間スペースを作るコツ
- 費用相場とコストを抑える方法
- ドアの種類と選び方のポイント
- 補助金や減税制度の活用法
- 快適な真ん中玄関のリフォームを実現する総括
収納力をアップさせるアイデア
玄関周りは、靴や傘、コートなど、物で溢れがちなスペースです。
真ん中玄関のリフォームを機に、収納計画をしっかりと見直すことで、使いやすく、常にすっきりとした玄関を保つことができます。
ここでは、収納力を格段にアップさせるための具体的なアイデアをいくつか紹介します。
1. シューズインクローゼット(SIC)の導入
近年、非常に人気が高いのがシューズインクローゼットです。
これは、玄関の横に設けるウォークインタイプの収納スペースで、靴を履いたまま出入りできるのが特徴です。
靴だけでなく、ベビーカー、ゴルフバッグ、アウトドア用品など、外で使うかさばる物をまとめて収納できます。
内部には可動棚を設置すれば、収納する物の高さに合わせて無駄なくスペースを活用できます。
また、ハンガーパイプを取り付ければ、濡れたコートやレインウェアを一時的に掛けておく場所としても重宝します。
換気扇や窓を設けて、湿気や臭いがこもらないように対策することも忘れてはならないポイントです。
2. 壁面を最大限に活用する
床面積が限られている場合でも、壁面を有効活用することで収納量を増やすことが可能です。
天井まで届くトールタイプの玄関収納を設置すれば、デッドスペースになりがちな上部空間も収納として使えます。
また、壁にニッチ(飾り棚)を設けて、鍵や印鑑などの小物を置くスペースを作ったり、有孔ボードを取り付けて、帽子やバッグなどを「見せる収納」として飾るのもおしゃれなアイデアです。
フックを取り付ければ、お子様のヘルメットや縄跳びなどを掛けておくのにも便利です。
3. ベンチ兼収納の設置
玄関に小さなベンチを置くと、靴の脱ぎ履きが楽になり、特に高齢の方やお子様にとって非常に便利です。
このベンチの座面下を収納スペースとして活用するアイデアもおすすめです。
防災グッズや、普段あまり使わない靴などを収納しておくのに適しています。
デザイン性の高いベンチを選べば、玄関のインテリアのアクセントにもなります。
これらのアイデアを組み合わせることで、限られた玄関スペースでも、驚くほど収納力を高めることができます。
リフォーム計画の際には、家族の持ち物やライフスタイルを考慮し、最適な収納方法を見つけることが大切です。
おしゃれな土間スペースを作るコツ
土間は、屋内でありながら靴のまま入れる便利な空間です。
昔の日本家屋では当たり前のように見られた土間ですが、その魅力が見直され、現代の住宅でも人気が高まっています。
真ん中玄関のリフォームに合わせて、おしゃれで機能的な土間スペースを作るためのコツをご紹介します。
1. 素材選びにこだわる
土間の印象を大きく左右するのが、床の素材です。
伝統的な三和土(たたき)風に仕上げるのも趣がありますが、メンテナンス性を考えるとタイルやモルタルが一般的です。
- タイル: 色やデザインが豊富で、インテリアに合わせて選びやすいのが魅力です。掃除がしやすく、耐久性にも優れています。目地の汚れが気になる場合は、濃い色の目地材を選ぶと良いでしょう。
- モルタル: シンプルで無機質な質感が、インダストリアルな雰囲気やモダンなデザインによく合います。継ぎ目がないため、すっきりとした印象に仕上がります。ただし、ひび割れ(クラック)が発生する可能性があることを理解しておく必要があります。
- 天然石: 高級感と重厚感があり、玄関を格調高い空間に演出します。滑りにくい加工が施されたものを選ぶと安心です。
これらの素材をリビングの床材と組み合わせることで、空間にメリハリが生まれます。
2. 多目的な活用法を考える
土間は単なる通路としてだけでなく、様々な使い方ができるのが魅力です。
例えば、趣味のスペースとして活用するのも一つの手です。
自転車やサーフボードのメンテナンスをしたり、DIYの作業スペースにしたりと、汚れても掃除がしやすい土間ならではの使い方ができます。
また、観葉植物を置くグリーンスペースとしても最適です。
日当たりの良い土間であれば、植物が元気に育ち、インテリアに彩りを加えてくれます。
小さなテーブルと椅子を置けば、ご近所さんと気軽に話せるコミュニケーションスペースとしても機能します。
3. リビングとのつながりを意識する
土間とリビングをガラスのパーテーションなどで緩やかに仕切ることで、空間に広がりと連続性を持たせることができます。
視線が抜けることで、実際の面積以上に広く感じられ、開放的な雰囲気を演出できます。
また、土間に薪ストーブを設置すれば、冬場は暖を取りながら家族が集う特別な場所になります。
土間を上手に取り入れることで、玄関は単なる出入り口から、暮らしを豊かにする多機能な空間へと生まれ変わります。
費用相場とコストを抑える方法
真ん中玄関のリフォームを考える上で、最も気になるのが費用相場でしょう。
リフォームの内容によって価格は大きく異なりますが、大まかな目安を知っておくことは重要です。また、少しでも費用を抑えるための工夫も知っておきたいところです。
リフォーム内容別の費用相場
以下は、一般的なリフォーム内容とその費用相場の目安です。
リフォーム内容 | 費用相場 | 工事期間の目安 |
---|---|---|
玄関ドアの交換 | 20万円~50万円 | 1日~2日 |
玄関収納の設置・交換 | 10万円~30万円 | 1日~3日 |
玄関たたき・床の張り替え | 5万円~20万円 | 2日~4日 |
玄関の位置変更(壁工事伴う) | 100万円~300万円以上 | 2週間~1ヶ月以上 |
このように、玄関の位置を変更するリフォームは、他のリフォームに比べて格段に費用が高くなることがわかります。
これは、外壁や内壁の解体・造作、基礎工事、電気配線工事など、多岐にわたる工事が必要になるためです。
コストを抑えるためのポイント
予算には限りがある中で、どのようにすればコストを抑えつつ満足のいくリフォームができるのでしょうか。
いくつかのポイントをご紹介します。
1. 補助金や助成金制度を活用する
国や地方自治体では、省エネ性能の向上(断熱ドアへの交換など)やバリアフリー化を目的としたリフォームに対して、補助金や助成金制度を設けている場合があります。
利用できる制度がないか、リフォーム会社の担当者や自治体の窓口に確認してみましょう。
2. 相見積もりを取る
リフォーム会社によって、見積もり金額は大きく異なる場合があります。
必ず複数の会社から見積もりを取り、工事内容と金額を詳細に比較検討することが重要です。
単に価格が安いというだけで選ぶのではなく、工事内容や保証、担当者の対応などを総合的に判断しましょう。
3. 設備のグレードを見直す
玄関ドアや床材、収納などの設備は、グレードによって価格が大きく変わります。
こだわりたい部分と、コストを抑えても良い部分に優先順位をつけ、メリハリのある設備選びを心がけましょう。
例えば、ドアのデザインにはこだわるけれど、照明はシンプルなものを選ぶといった工夫が考えられます。
4. 工事の範囲を限定する
大規模な間取り変更は費用がかさみます。
本当に玄関の位置を動かす必要があるのか、あるいは、既存の間取りのままで収納を工夫したり、内装を変えたりするだけで悩みが解決できないか、もう一度検討してみるのも一つの方法です。
ドアの種類と選び方のポイント
玄関ドアは「家の顔」とも言える重要なパーツです。
デザイン性はもちろんのこと、機能性や防犯性も考慮して慎重に選ぶ必要があります。
真ん中玄関のリフォームを機に、住まいに最適なドアを選びましょう。
玄関ドアの主な種類
玄関ドアは、開閉方法によっていくつかの種類に分けられます。
- 開き戸(スイングドア): 最も一般的なタイプで、ドアが前後に開きます。デザインが豊富で、気密性や断熱性に優れているのが特徴です。片開きドア、親子ドア、両開きドアなどのバリエーションがあります。
- 引き戸(スライディングドア): ドアを横にスライドさせて開閉するタイプです。開閉時にスペースを取らないため、玄関前が狭い場合に有効です。また、車椅子での出入りや、大きな荷物の搬入がしやすいというメリットもあります。
どちらのタイプが良いかは、玄関周りのスペースや家族構成、ライフスタイルによって異なります。
選ぶ際のチェックポイント
玄関ドアを選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。
1. デザイン性
家の外観や内装のテイストに合ったデザインを選びましょう。
素材(アルミ、木製、スチールなど)や色、ガラス部分の有無によって印象は大きく変わります。
カタログだけでなく、できればショールームで実物を見て、質感や色合いを確認することをおすすめします。
2. 断熱性・気密性
玄関は、外気の影響を受けやすい場所です。
断熱性能の高いドアを選ぶことで、夏は涼しく冬は暖かい、快適な室内環境を保つことができます。
冷暖房効率がアップし、光熱費の節約にもつながります。
3. 防犯性
空き巣の侵入経路として狙われやすいのが玄関です。
ピッキングに強いディンプルキーや、2つ以上の鍵が付いている「ツーロック」仕様は最低限の対策と言えるでしょう。
最近では、カードキーやスマートフォンで施解錠できる電子錠も人気が高まっています。こじ開けに強い鎌錠なども有効な防犯対策です。
4. 採光・通風機能
玄関が暗くなりがちな場合は、ガラス部分のある採光タイプのドアを選ぶと、自然光を取り入れて明るい空間にできます。
また、ドアを閉めたままでも換気ができる「通風機能」付きのドアなら、玄関にこもりがちな臭いや湿気を排出し、快適な状態を保つことができます。
補助金や減税制度の活用法
費用が高額になりがちな真ん中玄関のリフォームですが、条件に合えば国や自治体の補助金制度や、税金の控除を受けられる減税制度を利用できる場合があります。
これらの制度を上手に活用することで、実質的な負担を軽減することが可能です。
知っていると知らないとでは大きな差がつくこともあるため、リフォーム計画の早い段階で情報を集めておきましょう。
リフォームで活用できる補助金制度
リフォームに関する補助金は、主に省エネ性能の向上やバリアフリー化、耐震性向上などを目的としています。
玄関リフォームで関連する可能性が高いのは、以下のような制度です。
- 断熱リフォームに関する補助金: 高い断熱性能を持つ玄関ドアに交換する場合などが対象となることがあります。国が実施している大規模な事業のほか、自治体独自で制度を設けている場合もあります。
- 介護保険による住宅改修費の支給: 要支援・要介護認定を受けている方がいる世帯が対象です。手すりの設置や段差の解消、引き戸への変更といったバリアフリー工事に対して、費用の一部が支給されます。
- 自治体独自のリフォーム補助金: 各市区町村が、地域経済の活性化や定住促進などを目的に、独自の補助金制度を設けていることがあります。
これらの補助金は、予算の上限に達し次第、受付が終了してしまうことがほとんどです。また、申請期間や条件が細かく定められているため、必ず事前に自治体のホームページや窓口で最新の情報を確認しましょう。
リフォームで利用できる減税制度
特定の条件を満たすリフォームを行った場合、所得税や固定資産税が減額される制度があります。
1. 所得税の控除(リフォーム促進税制)
省エネ、バリアフリー、耐震などの特定の改修工事を行った場合に、その年の所得税から一定額が控除される制度です。
控除を受けるためには、工事内容や費用、居住者の所得など、様々な要件を満たす必要があり、確定申告の手続きが必須です。
2. 固定資産税の減額
省エネ改修やバリアフリー改修を行った住宅に対して、工事完了の翌年度分の固定資産税が減額される制度です。
こちらも、工事完了後に市区町村へ申告する必要があります。
これらの制度は複雑な部分も多いため、リフォーム会社の担当者や、税務署、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談しながら、活用できる制度を漏れなく利用することをおすすめします。
快適な真ん中玄関のリフォームを実現する総括
これまで、真ん中玄関のリフォームに関する様々な情報を見てきました。
玄関の位置変更から、収納の工夫、費用、デザインに至るまで、考えるべきことは多岐にわたります。
快適な真ん中玄関のリフォームを実現するためには、これらの情報を踏まえ、計画的に進めることが何よりも重要です。
まず、なぜリフォームをしたいのか、その目的を明確にすることがスタートラインです。
「リビングを広くしたい」「家事動線を改善したい」「収納を増やしたい」など、リフォームによって解決したい課題や、実現したい理想の暮らしを家族全員で話し合い、共有しましょう。
その上で、生活動線、収納計画、採光や通風といった機能的な側面を十分に考慮した間取りを検討します。
将来のライフスタイルの変化を見据えた、柔軟性のある計画を立てることも忘れてはなりません。
そして、リフォーム計画で最も重要な要素の一つが、信頼できるリフォーム会社を選ぶことです。
こちらの要望を真摯に聞き、専門的な視点から最適なプランを提案してくれるパートナーを見つけることが、リフォームの成功を大きく左右します。
複数の会社から見積もりを取り、提案内容や費用、担当者の人柄などを比較検討して、納得のいく会社を選びましょう。
費用面では、補助金や減税制度といった公的なサポートを最大限に活用することで、負担を軽減できる可能性があります。
情報収集を怠らず、利用できる制度は積極的に活用してください。
真ん中玄関のリフォームは、単に家の見た目を新しくするだけでなく、家族の暮らしそのものをより快適で豊かなものに変える大きな可能性を秘めています。
この記事で得た知識を元に、じっくりと計画を練り、後悔のない、理想の住まいづくりを実現してください。
記事のまとめ
- 真ん中玄関のリフォームは動線改善に繋がる
- 玄関の位置変更は100万円以上の費用が目安
- 費用の内訳は解体、設置、補修、諸経費から成る
- 位置変更のメリットはプライバシー向上と空間の有効活用
- デメリットは高額な費用と耐震性への影響
- 間取り成功の鍵は生活動線と十分な収納計画
- シューズインクローゼットは収納力アップに効果的
- 壁面収納やベンチ収納も有効なアイデア
- 土間スペースは素材選びと多目的な活用がコツ
- コスト抑制には補助金活用と相見積もりが不可欠
- 玄関ドアはデザイン、断熱性、防犯性で選ぶ
- 省エネやバリアフリーリフォームには補助金制度がある
- リフォーム促進税制で所得税控除の可能性も
- リフォームの目的を家族で共有することが第一歩
- 信頼できるリフォーム会社選びが成功を左右する
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