庭の荷物やアウトドア用品が増えてくると、収納スペースの不足に悩む方も多いのではないでしょうか。
既存の収納スペースだけでは収まりきらなくなったとき、物置の増築をdiyで行うという選択肢が頭に浮かぶかもしれません。
新しい大型の収納庫を丸ごと買い替えるよりも、現在ある建物をベースにして連結や延長を行うほうが、費用を大きく抑えられるケースがあります。
しかし、基礎からしっかりと作り直す必要があるのか、単管パイプや木材などのどのような資材を使えば強度が保てるのか、疑問は尽きないはずです。
特に屋根を継ぎ足すような工事では、つなぎ目からの雨漏りに対する防水対策が必須となります。
さらに、床材の選び方や水平を出す作業など、長期間安全に使うための知識も欠かせません。
初心者にとっては市販のキットを活用するのも一つの手ですが、一から自分好みのサイズで作る自由度の高さこそが手作りの醍醐味と言えるでしょう。
一方で、面積を広げる際には建築基準法に基づいた確認申請が必要になる場合もあり、知らずに建ててしまうと違法建築として撤去を命じられるリスクも潜んでいます。
また、基礎が地面に固定され、屋根と壁がある建物とみなされると、固定資産税の課税対象になる点も事前に把握しておくべき重要なポイントです。
作業にかかる時間や労力、そして失敗したときのデメリットも考慮しながら、本当に自分で工事を進めるべきかを慎重に判断する必要があります。
本記事では、物置の増築をdiyで実践するために必要な手順や注意点、業者に依頼した場合との費用比較までを詳しく解説していきます。
これから計画を立てる方が、安全かつ合法的に、そして満足のいく収納スペースを手に入れられるようサポートいたします。
この記事でわかること、ポイント
- 基礎作りの重要性と正しい水平の出し方
- 単管パイプを使った頑丈な骨組みの組み立て手順
- 既存の屋根と延長部分のつなぎ目の雨漏り対策
- 市販のキットを利用する場合と一から作る場合の違い
- 業者に依頼したときと自作したときの費用の差
- 建築基準法に基づく確認申請が必要になる条件
- 違法建築や固定資産税の課税対象になる基準
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物置の増築をdiyで行う手順と注意点
ポイント
- 頑丈な基礎作りのポイント
- 単管パイプを活用した骨組み
- 屋根の延長と勾配の付け方
- 雨漏りを防ぐための隙間対策
- 市販キットを利用するメリット
頑丈な基礎作りのポイント

建物を長期間にわたって安全に維持するためには、土台となる基礎作りが何よりも重要になります。
どれほど立派な柱や屋根を作ったとしても、足元が不安定であれば強風や地震の際に倒壊してしまう恐れがあるからです。
物置の増築をdiyで進める場合、まずは既存の建物と新しく作る部分の高さや水平を正確に合わせる作業から始まります。
土の上に直接ブロックを置くだけでは、雨が降った際に地盤が緩み、年月とともに必ず沈み込んでしまいます。
これを防ぐためには、地面を掘り下げて砕石を敷き詰め、しっかりと突き固める「転圧」という工程を踏まなければなりません。
私の経験上、この地固めの作業を怠ると、後からドアの開閉ができなくなったり、建物全体が歪んだりする原因につながります。
基礎が傾いてしまうと、その上に組み上げるすべての部材にズレが生じてしまうため、水平器を使った慎重な計測が不可欠です。
水糸を張って正確な基準線を出し、コンクリートブロックを等間隔に配置していくのが一般的な手法と言えるでしょう。
さらに強度を高めたい場合は、ブロックの周囲をインスタントセメントで固定することで、横揺れに対する耐性を大幅に向上させることができます。
既存の床面と高さをぴったり合わせるためには、モルタルの厚みで微調整を行うとスムーズに作業が進みます。
床材にコンクリートパネルや防腐処理された木材を使用する場合は、地面からの湿気を防ぐために防湿シートを敷いておくことも効果的な対策ですね。
見えない部分だからこそ手間を惜しまず、しっかりとした土台を築くことが成功への第一歩となります。
- スコップで地面を均等に掘り下げる
- 砕石を敷いてタンパーなどで固く押し固める
- 水糸と水平器でブロックの高さと傾きを揃える
単管パイプを活用した骨組み
基礎が完成したら、次はいよいよ空間の骨格となる柱や梁を組み上げる工程に入ります。
木材を使ってツーバイフォー工法で建てる方法もありますが、初心者にも扱いやすく圧倒的な強度を誇るのが単管パイプを使用した組み立てです。
単管パイプは工事現場の足場などにも使われる鉄製の資材であり、サビに強く耐久性にも優れています。
物置の増築をdiyで計画する際、既存の構造物にしっかりと連結させるためのジョイント部品が豊富に揃っている点も大きな魅力でしょう。
直角に固定するための直交クランプや、角度を自由に変えられる自在クランプを駆使することで、複雑な形状の骨組みでも比較的簡単に作り上げることができます。
木材のようにノコギリで切る手間はかかりますが、パイプカッターや高速切断機などの工具を用意すれば、素人でもミリ単位の正確なカットが可能です。
組み立ての際の注意点として、必ず垂直と水平をこまめに確認しながらボルトを締め付ける必要があります。
少しでも柱が傾いていると、後から外壁用の波板やパネルを張る際に隙間が生じてしまい、見た目も耐久性も損なわれてしまいます。
また、強風による煽りを受けることを想定し、筋交い(すじかい)と呼ばれる斜めのパイプを配置して強度を補強することも忘れてはなりません。
既存の建物と新設するパイプの骨組みを繋ぐ場合は、専用の固定金具を用いて外壁の柱や梁などの強固な部分に直接ビスを打ち込んで固定します。
このとき、外壁の防水層を傷つけてしまう可能性があるため、ビスを打った箇所には必ず防水コーキングを施して雨水の浸入を防ぐようにしてください。
単管パイプで作った骨組みは無骨な印象を与えがちですが、上から木材を打ち付けたり、塗装を施したりすることで、デザイン性を高めることも十分に可能です。
屋根の延長と勾配の付け方

骨組みが完成した後に待ち受けるのが、雨をしのぐための屋根を作る作業です。
既存の屋根の形状に合わせて自然な形で広げていく必要がありますが、ここで最も気をつけなければならないのが水はけを左右する勾配の設定です。
物置の増築をdiyで行う際、屋根を平らにしてしまうと雨水が溜まってしまい、重みで波板が破損したり、隙間から水が漏れ出したりする原因になります。
一般的に、雨水がスムーズに流れ落ちるためには最低でも3寸勾配(水平方向に10進むごとに3下がる傾斜)程度は確保することが推奨されています。
既存の屋根の傾斜をそのまま延長できれば見た目も美しく仕上がりますが、天井の高さが極端に低くなってしまう場合は、段差を設けて別の角度で屋根をかける工夫が必要です。
屋根材の代表格としては、軽くて加工しやすいポリカーボネート波板や、耐久性が高くサビに強いガルバリウム鋼板が挙げられます。
採光を取り入れて内部を明るく保ちたいのであれば透明や半透明のポリカーボネートを、直射日光を遮って熱を抑えたいのであればガルバリウム鋼板を選ぶと良いでしょう。
波板を固定する際は、必ず山の部分に専用の傘釘やビスを打ち込むのが鉄則となります。
谷の部分に穴を開けてしまうと、そこを流れる雨水がダイレクトに内部へ浸入してしまうため、絶対に避けてください。
風で飛ばされないようにするためには、垂木(たるき)と呼ばれる下地の木材を適切な間隔で配置し、細かくビス留めを行うことが強度確保の鍵となります。
また、波板を重ね合わせる際は、風下側から張り始め、最低でも2山半以上は重なるように施工することで、横殴りの雨にも強い屋根に仕上げることができます。
高い場所での作業となるため、脚立の安定を確保し、ヘルメットを着用するなど安全面への配慮も決して忘れないようにしましょう。
- 既存の屋根の角度を確認し、延長部分の垂木の長さを計算する
- 水が確実に流れるように十分な勾配を設けて下地を組む
- 風下から順に波板を重ね、山の部分に傘釘を打ち込んで固定する
雨漏りを防ぐための隙間対策
屋根や壁を張り終えて外観が完成に近づいたとしても、まだ安心してはいけません。
新しく作った部分と、もともとあった建物の境界線は、最も雨水が浸入しやすい弱点となります。
物置の増築をdiyで成功させるための最大の難関は、この接合部分の防水処理をいかに完璧に行うかにかかっていると言っても過言ではありません。
既存の外壁に新しい屋根をぶつけるような形で取り付ける場合、壁を伝って流れ落ちてきた雨水が、そのまま新しい屋根の裏側へと回り込んでしまいます。
これを防ぐために必須となる部材が「雨押え(あまおさえ)」と呼ばれるL字型の水切り金具です。
雨押えの立ち上がり部分を既存の壁に密着させ、下側の部分を新しい屋根材の上に被せることで、雨水の流れを安全な方向へと誘導する仕組みを作ります。
金具を取り付けただけでは隙間から水が毛細管現象で吸い込まれるため、壁と金具の接点にはたっぷりと防水用のシリコンコーキングを充填しなければなりません。
コーキングを打つ前には、接着力を高めるために必ずマスキングテープで養生し、専用のプライマー(下塗り材)を塗布することが長持ちさせる秘訣です。
また、外壁材同士を横に繋ぐ場合も同様に、目地となる隙間にバックアップ材を詰め込み、その上からコーキングを打って完全に隙間を塞ぎます。
ホームセンターで手に入るシリコンシーラントは価格も安く扱いやすいですが、将来的にその上から塗料を塗る予定がある場合は、変成シリコンという種類を選ぶ必要があります。
通常のシリコンの上には塗料が乗らず弾かれてしまうため、後々のメンテナンスを考慮した材料選びが大切になるわけです。
豪雨や台風の日に備えて、完成後にはわざとホースで水をかけてみて、内部に水滴が落ちてこないかをテストしておくと安心ですね。
市販キットを利用するメリット

ここまで一から材料を揃えて設計する手順を解説してきましたが、作業のハードルが高いと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そんなときに強力な味方となるのが、あらかじめ部材がカットされ、必要なネジや金具がすべて揃っている市販の増設用キットです。
物置の増築をdiyで手軽に実現したい場合、大手メーカーが販売しているキットを活用することで、失敗のリスクを大幅に減らすことができます。
木材を真っ直ぐに切る技術や、単管パイプの長さを計算する手間が省けるため、組み立てるだけで本格的な構造物が完成するのが最大の魅力です。
説明書通りにボルトを締めていけば良いため、初心者であっても週末の休みを利用して数日で形にすることが可能でしょう。
寸法が規格化されているため、ドアの開閉や窓の取り付けなどで隙間が生じるようなトラブルも起こりにくく、仕上がりの美しさも担保されています。
しかし、市販のキットには自由度が制限されるという側面があることも理解しておかなければなりません。
自分の庭のわずかな隙間や、変則的な地形に合わせてサイズをミリ単位で調整するといった柔軟な対応は難しくなります。
また、既存の建物とデザインや色合いが全く異なるキットを選んでしまうと、後付け感が強調されてしまい、庭全体の景観を損なう可能性もあります。
材料を一から揃えるフルスクラッチの製作と比較すると、パッケージ化されている分だけ割高になるケースも少なくありません。
それでも、設計図を描く時間や、ホームセンターを何往復もして足りない部品を買い足す労力を考慮すれば、結果的にコストパフォーマンスが高いと判断する方も多いはずです。
自分のDIYスキルや確保できる時間、そして予算のバランスを見極めながら、どちらの手法が最適かを選択してみてください。
| 比較項目 | 完全自作(フルスクラッチ) | 市販キットの利用 |
|---|---|---|
| 自由度・デザイン | サイズも素材も思い通りに設計可能 | 決められた規格の中から選ぶのみ |
| 作業の難易度 | 高度な切断や採寸技術、工具が必要 | 説明書通りに組み立てるだけで簡単 |
| 必要となる時間 | 設計から材料調達まで長期間かかる | 届いたその日から短期間で完成する |
| コスト・費用感 | 材料の工夫次第で最も安く抑えられる | 設計費用が含まれるため割高になりがち |
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失敗しない物置の増築をdiyで叶えるコツ
ポイント
- 業者に頼む場合との費用比較
- 面積による確認申請の要否
- 違法建築にならないための知識
- 事前に知るべきデメリット
- 物置の増築をdiyで成功させるまとめ
業者に頼む場合との費用比較

自分自身で汗を流して作業を行う最大の動機として、工事費用を安く抑えたいという理由を挙げる方は非常に多いです。
では、実際にプロの施工業者に依頼した場合と比べて、どの程度の金額差が生じるのでしょうか。
物置の増築をdiyで行った場合、基本的に必要となるのは木材や単管パイプ、屋根材、コンクリートブロックなどの材料費と、ビスや塗料などの消耗品費のみです。
たとえば、2畳から3畳程度の広さのスペースを延長する場合、ホームセンターで安価な資材を厳選すれば、5万円から10万円程度の予算に収めることも夢ではありません。
しかし、全く同じ規模の工事を工務店やリフォーム業者に依頼した場合、材料費の他に職人の人件費、現場までの交通費、そして業者の利益が上乗せされます。
基礎工事から骨組み、屋根張り、防水処理までを一貫して任せると、最低でも20万円から30万円以上、使用する素材によっては50万円を超える見積もりになることも珍しくありません。
自分で作業をすれば、この十数万円から数十万円に及ぶ人件費やマージンを丸ごと節約できるというわけです。
ただし、ここで見落としがちなのが、工具を最初から買い揃えなければならないケースです。
インパクトドライバーや丸ノコ、水平器、高速切断機など、本格的な電動工具を一通り購入すると、それだけで数万円の出費となってしまいます。
今後のDIYでも長く使い続ける予定があれば良い投資になりますが、一度きりの作業のために全てを新品で買うと、結果的に業者に頼むのと変わらない出費になる恐れがあります。
費用を賢く抑えるためには、工具のレンタルサービスを利用したり、リサイクルショップで中古品を探したりする工夫が必要です。
また、自分の休日の時間を何十時間も費やすことになるため、「タイムイズマネー」という視点から見ると、プロに素早く確実に行ってもらう方が効率的だと感じる方もいるでしょう。
| 費用の内訳 | DIYで施工する場合の目安 | 専門業者に依頼する場合の目安 |
|---|---|---|
| 材料費・部品代 | 約 50,000円 〜 100,000円 | 約 80,000円 〜 150,000円(業者価格) |
| 人件費・施工費 | 0円(自分の労力と時間) | 約 100,000円 〜 250,000円 |
| 工具購入・その他経費 | 約 0円 〜 30,000円(レンタル等) | 約 20,000円 〜 50,000円(諸経費) |
| 総額の目安 | 約 50,000円 〜 130,000円 | 約 200,000円 〜 450,000円 |
面積による確認申請の要否
庭に建物を建てる際、たとえ自分の土地であっても好きなように何でも作って良いわけではありません。
安全な街づくりや住環境を守るために、日本の法律では一定の基準を超える建物を建築する際、事前に役所へ計画を提出して許可を得る「確認申請」という手続きが義務付けられています。
物置の増築をdiyで計画する際も、この法律の枠組みから逃れることはできません。
原則として、増築する部分の床面積が10平方メートル(約3坪)を超える場合は、必ず建築基準法に基づく確認申請が必要となります。
10平方メートル未満であれば基本的には申請は不要とされていますが、ここに大きな落とし穴が存在します。
お住まいの地域が、都市計画法で定められた「防火地域」または「準防火地域」に指定されている場合、たとえ1平方メートルのごく小さな小屋であっても確認申請が必須となるのです。
これらの地域は、火災が発生した際に延焼を防ぐ目的で厳しい規制が敷かれているため、使用する外壁や屋根の材料にも燃えにくい不燃材料を使うなどの制限が加わります。
自分が住んでいる土地が防火地域に該当するかどうかは、市区町村の役所の窓口やホームページの都市計画図などで簡単に調べることができます。
申請が必要なケースにもかかわらず無断で工事を進めてしまうと、後から近隣住民の通報などで発覚した際に大きなトラブルに発展します。
確認申請の書類作成や構造計算は専門的な知識が要求されるため、素人が自力で行うのは非常に困難であり、建築士に設計を依頼しなければならないケースがほとんどです。
その結果、DIYで安く済ませるつもりが、申請費用や図面作成費用で何十万円も飛んでいく本末転倒な事態になりかねません。
面積を広げる計画を立てる際は、必ず事前に役所の建築指導課などに足を運び、自分の計画が法的に問題ないか、申請が必要かどうかを相談するようにしてください。
違法建築にならないための知識

確認申請の有無だけでなく、建物そのものが法律のルールに違反していないかどうかも十分に配慮する必要があります。
違法建築となってしまうと、最悪の場合は行政から取り壊しや撤去の命令が下されることもあり、これまでの苦労と費用が全て水の泡になってしまいます。
物置の増築をdiyで行ううえで特に注意すべきなのが「建蔽率(けんぺいりつ)」と「容積率」という制限です。
建蔽率とは、敷地面積に対する建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合のことで、土地ごとに「ここは敷地の60%までしか建物を建ててはいけない」といった上限が決められています。
すでに母屋である住宅が建蔽率のギリギリまで建てられている場合、庭に少しでも屋根のある建物を追加してしまうと、制限をオーバーして違法状態に陥ってしまいます。
また、民法においては、建物を建てる際は境界線から50センチメートル以上離さなければならないという規定が存在します。
隣の家との境界線ギリギリまで屋根を伸ばしてしまうと、雨水が隣の敷地に流れ込んでしまったり、日当たりを悪くしてしまったりして、深刻なご近所トラブルの原因となります。
さらに、多くの人が勘違いしやすいのが「固定資産税」に関する問題です。
庭に置くだけの小さなボックスであれば税金はかかりませんが、「基礎が地面に固定されている」「屋根がある」「三方向以上が壁で囲まれている」という3つの条件を満たすと、家屋として認定されて固定資産税の課税対象となります。
DIYで作った質素な小屋であっても、コンクリートブロックをモルタルで固めて基礎を作った時点で、税務署の調査員に課税対象と判断される可能性が高いのです。
税金を逃れるためにブロックの上にポンと置くだけにしてしまうと、今度は強風で飛ばされる危険性が高まるため、安全性と税金の問題はトレードオフの関係にあると言えます。
安全を優先して基礎を固め、必要であれば税金を納めるという正しい認識を持って、合法的な範囲で計画を進めることが大人のDIYの責任です。
事前に知るべきデメリット
完成したときの達成感や費用の節約など、良いことばかりに目が行きがちですが、自らの手で工事を行うことには無視できないデメリットも存在します。
作業を始める前にこれらのリスクを理解し、本当に自分に最後までやり遂げる覚悟があるのかを自問自答しておくことが重要です。
まず第一に挙げられるのが、予想以上に莫大な時間と体力を消耗するという現実です。
物置の増築をdiyで進めようとすると、休日のたびにホームセンターへ資材の買い出しに行き、重い木材やコンクリートを運搬しなければなりません。
慣れない作業で腰や腕を痛めたり、作業が思うように進まずに何ヶ月も庭が散らかった状態が続いてしまうケースは頻繁に見受けられます。
途中で挫折してしまい、雨よけのブルーシートがかけられたまま放置された無惨な骨組みを残してしまう人も少なくありません。
第二のデメリットは、プロが施工したような完璧な仕上がりや耐久性は保証されないという点です。
どんなに丁寧に作ったつもりでも、素人の作業ではどうしても隙間が生じやすく、台風の翌日に見に行ったら中が水浸しになっていたという失敗談も後を絶ちません。
業者に頼んでいれば、雨漏りが起きた場合でも施工不良として無償で修理してもらう保証期間がありますが、自作の場合はすべて自己責任となります。
修復のための材料費や手間が追加で発生し、結果的にプロに頼んだ方が安上がりだったと後悔する可能性もゼロではありません。
さらに、作業中のケガのリスクも常に付きまといます。
電動丸ノコで指を切ってしまったり、脚立から転落して骨折したりといった事故はDIYにおいて非常に身近な危険です。
また、失敗した際に出た不要な木材やコンクリートの破片など、産業廃棄物に近いゴミの処分にも頭を悩ませることになります。
通常の家庭ゴミとしては捨てられないものが多く、処理業者に引き取りを依頼すると高額な処分費用を請求されることもあります。
これらのデメリットを総合的に判断し、リスクを負ってでも挑戦する価値があると確信できた場合のみ、プロジェクトをスタートさせるべきでしょう。
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物置の増築をdiyで成功させるまとめ

ここまで、新しい収納スペースを自分の手で作り上げるための様々な工程や知識について深掘りしてきました。
思いつきで無計画に木材を切り始めるのではなく、しっかりとした基礎工事と法律の確認が不可欠であることがお分かりいただけたかと思います。
予算を抑えつつ理想の空間を手に入れるためには、正しい手順を守り、安全な作業環境を整えることが何よりも大切です。
最後に、本記事で解説した重要なポイントを総括して振り返っておきましょう。
記事のまとめ
- 基礎を適当に済ませると建物全体が傾き寿命が短くなる
- 水平器と水糸を使って正確な土台を作ることが最も重要
- 単管パイプを利用すれば初心者でも頑丈な骨組みが作れる
- 屋根には水が滞留しないよう最低でも3寸程度の勾配をつける
- 既存の壁と新しい屋根の隙間には雨押え金具とコーキングで防水する
- 波板の固定は必ず山の部分に傘釘を打ち込んで雨漏りを防ぐ
- 市販のキットを使えば採寸や切断の手間が省け失敗しにくい
- 業者に頼む人件費を削れるため費用は半額以下に抑えられる可能性がある
- 面積が10平方メートルを超える場合は原則として確認申請が必須となる
- 防火地域や準防火地域では面積に関わらず申請が必要になるため注意する
- 建蔽率や隣地との境界線制限を守らないと違法建築になる恐れがある
- 基礎を固定し屋根と三方の壁がある建物は固定資産税の対象となる
- 作業中のケガや完成後の雨漏りトラブルはすべて自己責任となる
- 途中で挫折しないためのスケジュール管理と体力作りが求められる
- 物置の増築をdiyでやり遂げた際の達成感と愛着は格別なものになる
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