毎日使うキッチンだからこそ、キッチンボードの不具合はすぐにでも直したいものですね。
扉がうまく閉まらない、引き出しがスムーズに動かないといった些細な問題でも、放置しておくと大きなストレスの原因になりかねません。
キッチンボードの修理と聞くと、専門の業者に頼まなければならないと考える方も多いかもしれませんが、実は自分で直せるケースも少なくないのです。
例えば、蝶番の交換やスライドレールの調整などは、正しい手順を知っていればDIYでも対応可能な場合があります。
一方で、表面の大きな剥がれや複雑な部品の故障については、無理せず専門の業者に依頼するのが賢明でしょう。
この記事では、キッチンボードの修理を自分で行う具体的な方法から、プロの業者に依頼する場合の費用や料金の相場、そして信頼できる業者の選び方まで、あらゆる情報を網羅的に解説していきます。
扉や引き出しのトラブル、表面の剥がれの補修、必要な部品の探し方など、あなたの悩みを解決するためのヒントがきっと見つかるはずです。
この記事でわかること、ポイント
- キッチンボードの扉や蝶番の基本的な修理方法
- 引き出しのスライドレールを自分で調整・交換する手順
- 表面の剥がれや傷をDIYで補修するための道具とテクニック
- 修理に必要な交換用部品の見つけ方と購入場所
- 専門業者にキッチンボードの修理を依頼した場合の費用相場
- 信頼できる修理業者を選ぶための重要なチェックポイント
- 修理を自分で行う場合と業者に依頼する場合のメリット・デメリット
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キッチンボードの修理を自分で行う方法
ポイント
- キッチンボードの扉の不具合
- スライドレールの調整と交換
- 引き出しの外れを直すには
- 表面の剥がれを補修する道具
- 交換用の部品の探し方
キッチンボードの扉の不具合
キッチンボードで最も多く発生するトラブルの一つが、扉に関する不具合です。
長年使用していると、扉が傾いて隣の扉とぶつかってしまったり、きちんと閉まらなくなったりすることがあります。
このような問題の多くは、扉を支えている蝶番(ちょうつがい)のネジが緩んでいることが原因と考えられます。
まずは、扉の付け根にある蝶番を確認してみましょう。
蝶番には通常、複数の調整ネジが付いています。
ドライバーを使ってこれらのネジを少しずつ回すことで、扉の上下、左右、前後の位置を微調整することが可能です。
扉が傾いている場合は、上下の蝶番をそれぞれ調整して、全体のバランスを取るようにしてください。
ネジを締め直すだけで、驚くほどスムーズに扉が閉まるようになることも少なくありません。
しかし、ネジを締めても改善しない場合や、蝶番自体が錆びたり変形したりしている場合は、蝶番の交換が必要になるでしょう。
蝶番を交換する際は、まず古い蝶番をすべて取り外し、同じサイズ・形状の新しい蝶番を用意する必要があります。
ホームセンターや金物店、インターネット通販などで購入できますが、必ずサイズを正確に測ってから購入しましょう。
新しい蝶番を取り付ける際は、元のネジ穴を再利用するのが基本ですが、穴が広がってしまっている場合は、木工用パテで穴を埋めてから新しいネジ穴を開けると、しっかりと固定できます。
扉の修理は、見た目以上にキッチン全体の使い勝手を左右する重要なポイントです。
適切なメンテナンスを行うことで、愛用のキッチンボードをより長く快適に使い続けることができるでしょう。
DIYでの修理に挑戦する際は、焦らず一つ一つの工程を丁寧に行うことが成功の秘訣です。
特に、扉の取り外しや取り付けの際には、扉を落として床や本体を傷つけないよう、二人で作業するか、下にクッション材を敷くなどの工夫をすると安全です。
また、電動ドライバーがあると作業が格段に楽になりますが、締めすぎるとネジ穴を壊してしまう可能性があるので、最後の締め付けは手動のドライバーで行うと良いかもしれません。
扉の不具合はキッチンボードの修理の中でも比較的簡単な部類に入りますので、ぜひ挑戦してみてください。
キッチンボードのスライドレールの調整と交換
キッチンボードの引き出しがスムーズに開閉しなくなったり、途中で引っかかるようになったりした場合、その原因はスライドレールにある可能性が高いです。
スライドレールは引き出しの側面または底面に取り付けられており、重い食器などを入れても滑らかに動くようにするための重要な部品です。
不具合の初期段階であれば、簡単な調整で改善することがあります。
まずは引き出しを完全に取り外し、内部のレールにゴミやホコリが詰まっていないか確認しましょう。
レールを綺麗に掃除し、潤滑剤をスプレーするだけで動きが改善されることもあります。
潤滑剤は、金属用のシリコンスプレーなどが適していますが、食器に付着しないよう、塗布後は余分な油分をしっかりと拭き取ってください。
それでも改善しない場合は、レールの変形や破損が考えられます。
レールが曲がってしまっている場合は、ペンチなどで修正を試みることもできますが、一度変形した金属は元に戻りにくいため、交換するのが最も確実な解決策です。
スライドレールを交換するには、まず現在ついているレールと同じ種類、同じ長さのものを見つける必要があります。
レールには様々な種類(2段引き、3段引き、ソフトクローズ機能付きなど)がありますので、引き出しからレールを取り外し、ホームセンターなどに持参して店員さんに相談するのが最も間違いがないでしょう。
インターネットで購入する場合は、メーカー名や型番が刻印されていないか確認し、それを手がかりに探します。
新しいレールを取り付ける際は、元のネジ穴を使い、水平になるように注意しながら固定してください。
引き出し側と本体側の両方のレールを同時に交換するのが基本です。
片方だけ新しくすると、高さや動きのバランスが崩れてしまい、かえって不具合が悪化することもあります。
ソフトクローズ機能付きのレールなど、高機能なものにアップグレードするのも良い機会かもしれません。
少し費用はかかりますが、引き出しが静かに閉まるようになるだけで、キッチンの快適性は格段に向上するでしょう。
レールの交換作業は、一見難しそうに感じますが、構造は比較的シンプルです。
左右の高さがずれないように慎重に作業を進めれば、DIYでも十分に対応可能です。
引き出しの外れを直すには
キッチンボードの引き出しが完全に外れてしまったり、ガタガタして不安定になったりするトラブルもよくあります。
この原因の多くは、引き出し本体の組み立てが緩んでいるか、スライドレールとの接続部分に問題があるかのどちらかです。
まず、引き出しをボードから完全に取り出して、箱自体の状態を確認しましょう。
特に底板が外れかかっていないか、側板との接合部分のネジやダボが緩んでいないかをチェックします。
もし緩んでいる箇所があれば、木工用ボンドを少量注入した上で、ネジを締め直したり、ダボを打ち直したりして補強してください。
底板がたわんでしまっている場合は、裏側から補強用の桟(さん)を数本取り付けると強度が増します。
引き出し本体に問題がない場合は、スライドレールとの接続部分を調べます。
引き出し側のレールがしっかりと固定されているか、ネジが緩んでいないかを確認しましょう。
レール自体が変形している場合は、前述の通りレールの交換が必要になります。
また、引き出しを本体に戻す際に、うまくレールにはまらないことがあります。
これは左右のレールが正しい位置で噛み合っていないために起こります。
一度、本体側のレールと引き出し側のレールの先端を合わせ、ゆっくりと水平に押し込んでみてください。
「カチッ」という音がして、スムーズに奥まで入れば正しく装着されています。
何度も引き出しが外れてしまう場合は、ストッパー機能が破損している可能性があります。
スライドレールには、引き出しが抜け落ちないようにするためのストッパーが付いています。
この部分が摩耗したり壊れたりすると、引き出しが簡単に外れてしまうようになるのです。
この場合も、スライドレール全体の交換を検討するのが良いでしょう。
引き出しの修理は、食器などの重量物を収納する場所だからこそ、安全性が第一です。
少しでも不安な点があれば、無理に使い続けずに早めの対処を心がけましょう。
特に小さなお子様がいるご家庭では、引き出しの落下は大きな事故につながる危険性もあります。
しっかりと修理して、安心して使える状態を保つことが大切です。
表面の剥がれを補修する道具
キッチンボードの表面に貼られている化粧シートやメラミン化粧板が剥がれてきたり、傷がついたりすることもあります。
特に水や熱がかかりやすいカウンター部分や、扉の角などは劣化しやすい箇所です。
小さな剥がれであれば、DIYで手軽に補修することが可能です。
最も簡単な方法は、木工用ボンドや瞬間接着剤を使って剥がれた部分を貼り直すことです。
剥がれたシートの下のゴミやホコリを綺麗に取り除き、接着剤を薄く均一に塗ってから、ヘラやローラーなどで圧着します。
このとき、はみ出した接着剤はすぐに濡れた布で拭き取ってください。
完全に乾くまで、マスキングテープなどで固定しておくと、より綺麗に仕上がります。
傷や広範囲の剥がれには、補修用のリメイクシート(カッティングシート)を活用するのがおすすめです。
最近では、木目調やタイル柄、単色など、様々なデザインのものが販売されており、キッチンボードの雰囲気を一新することもできます。
補修したい部分よりも少し大きめにシートをカットし、裏紙を少しずつ剥がしながら、空気が入らないようにスキージー(ヘラ)で慎重に貼り付けていきます。
角の部分は、ドライヤーでシートを温めながら伸ばすと、シワにならずに綺麗に貼ることができます。
カッターで余分な部分を切り取れば完成です。
深い傷やへこみには、補修用のパテが有効です。
傷にパテを埋め込み、乾燥後にサンドペーパーで平らにします。
その後、周囲の色に合わせて着色するか、上からリメイクシートを貼ることで、傷を目立たなくすることができます。
クレヨンタイプの補修材もあり、小さな引っかき傷であれば、これを塗り込むだけで手軽にカバーできます。
これらの補修道具は、いずれもホームセンターやオンラインストアで手軽に購入できます。
キッチンボードの色や柄に近いものを選ぶのが、補修箇所を目立たせないコツです。
作業を始める前には、必ず補修箇所の油分や汚れを中性洗剤などでしっかりと拭き取り、乾燥させておくことが重要です。
下地が汚れていると、接着剤やシートがうまく付かずに、すぐにまた剥がれてきてしまう原因になります。
交換用の部品の探し方
キッチンボードの修理を自分で行う上で、最も難しいのが「同じ部品を見つけること」かもしれません。
特に蝶番やスライドレールは、見た目は似ていてもサイズや形状、機能が微妙に異なるものが無数に存在します。
部品を探す際の最初のステップは、壊れた部品をよく観察することです。
メーカー名や型番、ロゴマークなどが刻印されていないか、隅々まで確認しましょう。
もし何らかの識別情報が見つかれば、それを手がかりにインターネットで検索するのが最も効率的です。
メーカーの公式サイトや、部品専門のオンラインショップなどで見つかる可能性があります。
メーカーや型番が不明な場合は、部品の正確なサイズを測ることが重要になります。
蝶番であれば、カップ径(扉に埋め込まれている円形部分の直径)、取り付けネジの穴と穴の間の距離(ピッチ)、かぶせ量(扉が側板にどれだけかぶさるか)などをノギスで精密に測定します。
スライドレールであれば、全長、幅、高さを測ります。
これらの測定値と、壊れた部品の写真を撮って、ホームセンターの専門カウンターや金物店に持ち込んで相談するのが確実な方法です。
経験豊富な店員さんであれば、現物を見なくても、写真と寸法から代替可能な部品を見つけてくれることがあります。
また、キッチンボード自体のメーカーや購入店が分かる場合は、そこに問い合わせてみるのも一つの手です。
取扱説明書や保証書が残っていれば、製品型番が記載されているはずです。
メーカーによっては、補修用部品として取り寄せてくれる場合があります。
ただし、古いモデルの場合は部品が廃番になっていることも少なくありません。
どうしても同じ部品が見つからない場合は、構造的に近い代替品を探し、取り付け位置を調整して設置することになります。
例えば、蝶番を交換する場合は、片方だけでなく、同じ扉についている全ての蝶番を同じ種類の新品に交換することで、動きのバランスを保つことができます。
部品探しは根気のいる作業ですが、ここを乗り越えれば修理の成功は目前です。
諦めずに様々な方法で探してみてください。
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高額になりがちなリフォームでも、各社の費用やプランを比較できるので、納得のいく形で進めやすいのが魅力。
まずは気軽に見積もりを取ってみて、どのくらい予算を抑えられるかチェックしてみませんか?
プロの業者にキッチンボードの修理を依頼する
ポイント
- 蝶番交換にかかる料金の目安
- 業者に頼むメリットとデメリット
- 信頼できる業者の選び方
- 修理にかかる費用の相場とは
- まずは見積もりから始めよう
- キッチンボードの修理はどこに頼むべきか
蝶番交換にかかる料金の目安
DIYでの修理が難しい場合や、自分で作業する時間がない場合は、プロの業者に依頼するのが安心です。
キッチンボードの修理で最も依頼の多い作業の一つが、蝶番の交換です。
業者に蝶番交換を依頼した場合の料金は、いくつかの要素によって決まります。
一般的に、料金の内訳は「部品代」「作業費」「出張費」の3つで構成されています。
部品代は、使用する蝶番の種類によって変わります。
一般的なスライド蝶番であれば1個数百円から千円程度ですが、ソフトクローズ機能付きなどの高機能なものになると、1個数千円することもあります。
作業費は、蝶番1箇所あたりで設定されている場合と、時間単位で設定されている場合があります。
1箇所あたりの相場としては、おおよそ3,000円から8,000円程度が目安となるでしょう。
複数の蝶番を同時に交換すると、1箇所あたりの単価が割安になることもあります。
出張費は、業者の拠点から自宅までの距離に応じて決まることが多く、3,000円から5,000円程度が一般的です。
これらの要素を合計すると、キッチンボードの扉1枚(蝶番2〜3個)の交換にかかる総額の料金は、およそ8,000円から20,000円程度が目安となります。
ただし、これはあくまで一般的な相場であり、蝶番の取り付け状況や扉の材質、業者の料金体系によって変動します。
例えば、元のネジ穴が破損しており、穴の補修作業が必要になる場合は、追加料金が発生することがあります。
また、特殊な海外製のキッチンボードなどで、部品の取り寄せが困難な場合も、部品代や手数料が上乗せされる可能性があります。
正確な料金を知るためには、必ず事前に複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
その際、料金の内訳が明確に記載されているかを確認し、追加料金が発生する可能性についても質問しておくと、後々のトラブルを防ぐことができます。
業者に頼むメリットとデメリット
キッチンボードの修理をプロの業者に依頼することには、多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。
両方を理解した上で、自分の状況に合った選択をすることが大切です。
まず、最大のメリットは、仕上がりの確実性と美しさです。
プロの職人は専門的な知識と技術、そして専用の道具を持っているため、DIYでは難しいような複雑な修理でも、迅速かつ綺麗に仕上げてくれます。
特に、扉の建付け調整や面材の補修など、ミリ単位の精度が求められる作業では、その差は歴然です。
また、自分で作業する手間と時間を節約できる点も大きな利点と言えるでしょう。
部品探しや工具の準備、実際の作業から後片付けまで、すべてを任せることができます。
忙しい方や、DIYに不慣れな方にとっては、非常に心強い存在です。
さらに、多くの業者では修理箇所に対する保証を設けています。
万が一、修理後に再び不具合が発生した場合でも、保証期間内であれば無償で再対応してもらえるため、安心感が得られます。
一方で、デメリットとして挙げられるのが、やはり費用がかかることです。
前述の通り、部品代に加えて作業費や出張費が必要になるため、DIYで済ませる場合に比べて数倍から十数倍のコストがかかることもあります。
簡単な修理であればあるほど、費用が割高に感じられるかもしれません。
また、業者によってはすぐに対応してもらえず、予約してから数日から数週間待たされるケースもあります。
すぐにでも直したいという場合には、スケジュールの調整が必要になるでしょう。
そして、業者選びを慎重に行わないと、高額な料金を請求されたり、満足のいく仕上がりにならなかったりといったトラブルに巻き込まれるリスクもゼロではありません。
これらのメリットとデメリットを天秤にかけ、修理の難易度、自分のスキル、かけられる予算や時間などを総合的に考慮して、業者に依頼するかどうかを判断することが重要です。
業者に頼むメリット
- プロの技術で仕上がりが綺麗で確実
- 自分で作業する時間と手間が省ける
- 難しい修理や原因不明の不具合にも対応可能
- 修理後の保証があり安心できる
業者に頼むデメリット
- DIYに比べて費用が高額になる
- 業者のスケジュールによってはすぐに対応してもらえない場合がある
- 悪質な業者を選んでしまうとトラブルになるリスクがある
信頼できる業者の選び方
キッチンボードの修理を業者に依頼すると決めたら、次に重要になるのが「どの業者に頼むか」です。
数多くの修理業者が存在する中で、信頼できるパートナーを見つけるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
第一に、複数の業者から相見積もりを取ることは必須です。
1社だけの見積もりでは、その金額が適正かどうかを判断できません。
少なくとも3社程度から見積もりを取り、料金だけでなく、作業内容や提案の詳細を比較検討しましょう。
このとき、極端に安い見積もりを提示してくる業者には注意が必要です。
後から高額な追加料金を請求されたり、手抜き工事をされたりするケースがあるからです。
第二に、業者の実績や評判を確認することです。
業者のウェブサイトで、過去の施工事例やお客様の声をチェックするのはもちろんのこと、第三者が運営する口コミサイトや比較サイトでの評価も参考にすると良いでしょう。
地域に密着した工務店などであれば、近所での評判を聞いてみるのも有効な手段です。
長年にわたってその地域で営業している業者は、信頼性が高い傾向にあります。
第三のポイントは、見積もりの内容や説明が丁寧で分かりやすいか、という点です。
こちらの質問に対して誠実に答えてくれるか、修理の方法やなぜその費用になるのかを素人にも理解できるように説明してくれるか、といった担当者の対応も重要な判断材料になります。
「これくらいかかります」といった曖昧な説明で済ませようとする業者は避けた方が無難でしょう。
見積書に「〇〇一式」といった不明瞭な項目が多い場合も注意が必要です。
第四に、損害賠償責任保険に加入しているかを確認することも大切です。
万が一、作業中にキッチンボード以外の壁や床などを傷つけられてしまった場合に、保険に加入していればきちんと補償してもらえます。
最後に、修理後の保証制度(アフターサービス)がしっかりしているかも確認しておきましょう。
保証期間や保証内容を書面で明確に提示してくれる業者は、自社の施工技術に自信を持っている証拠であり、信頼できる業者と言えます。
これらのポイントを総合的に判断し、安心して任せられる業者を選びましょう。
修理にかかる費用の相場とは
キッチンボードの修理を業者に依頼する際、最も気になるのが費用相場でしょう。
修理費用は、故障の箇所や症状、使用する部品、作業の難易度によって大きく変動します。
ここでは、代表的な修理内容ごとのおおよσοな費用相場をご紹介します。
ただし、あくまで一般的な目安であり、実際の金額は個別の状況によって異なりますので、参考程度にお考え下さい。
修理内容 | 費用相場(部品代・作業費・出張費込み) | 備考 |
---|---|---|
扉の蝶番交換(1箇所) | 8,000円 ~ 15,000円 | 複数箇所を同時に依頼すると割安になる場合がある |
扉の建付け調整 | 5,000円 ~ 12,000円 | 蝶番の調整のみで済む場合の料金 |
引き出しのスライドレール交換(1セット) | 12,000円 ~ 25,000円 | レールの種類(ソフトクローズ有無など)で変動 |
取っ手・ハンドルの交換(1箇所) | 6,000円 ~ 12,000円 | 取っ手本体の価格によって大きく変動する |
表面シートの剥がれ補修(部分) | 15,000円 ~ 30,000円 | 剥がれの範囲や下地の状態による |
表面シートの全面張り替え(扉1枚) | 20,000円 ~ 40,000円 | シートの材質や扉の大きさによる |
カウンター天板の傷・割れ補修 | 30,000円 ~ 80,000円 | 傷の深さや範囲、材質によって大きく変動 |
上記のように、簡単な調整であれば1万円前後で済むこともありますが、部品の交換や大掛かりな補修になると数万円以上の費用がかかることが分かります。
特に、カウンター天板の補修や面材の全面張り替えなどは高額になりがちです。
このような場合は、修理費用とキッチンボード自体の買い替え費用を比較検討する必要も出てくるでしょう。
キッチンボードの耐用年数は一般的に15年から20年と言われています。
もし購入からかなりの年数が経過しているのであれば、修理を繰り返すよりも、新しいものに交換した方が長期的に見てコストパフォーマンスが良い可能性もあります。
修理を依頼する際には、まず自分のキッチンボードの使用年数や全体的な状態を考慮し、どこまでの費用をかける価値があるのかを冷静に判断することが大切です。
その上で、複数の業者から見積もりを取り、最適な選択をしてください。
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まずは見積もりから始めよう
キッチンボードの修理を業者に依頼することを決めたら、具体的な行動の第一歩は「見積もり依頼」です。
修理をスムーズに進め、納得のいく結果を得るためには、この見積もりの段階が非常に重要になります。
まずは、インターネット検索や知人の紹介などを通じて、自宅のエリアに対応している修理業者をいくつかリストアップしましょう。
家具修理の専門店、リフォーム会社、地域の工務店、便利屋など、様々な業態の業者が考えられます。
それぞれの業者のウェブサイトを見て、キッチンボードの修理実績が豊富かどうかを確認すると良いでしょう。
業者をいくつか絞り込んだら、電話やウェブサイトの問い合わせフォームから見積もりを依頼します。
その際、できるだけ詳しく状況を伝えることが、正確な見積もりを得るためのポイントです。
見積もり依頼時に伝えるべき情報
- キッチンボードの種類やメーカー(分かれば)
- 購入時期や使用年数(おおよそで可)
- 故障している箇所の詳細(例:「一番上の引き出しが閉まらなくなった」)
- 不具合の具体的な状況(例:「レールから外れている」「扉が1cmほど垂れ下がっている」)
- 不具合箇所の写真(複数枚、様々な角度から撮影したもの)
特に写真は、言葉で説明するよりも正確に状況を伝えることができるため、非常に有効です。
スマートフォンで撮影したもので十分ですので、必ず添付するようにしましょう。
これらの情報をもとに、業者はまず概算の見積もりを提示してくれます。
ただし、写真だけでは判断できない部分もあるため、多くの場合は後日、担当者が実際に訪問して現地調査を行った上で、正式な見積書が作成されます。
現地調査の際には、修理内容について改めて詳しく説明を受け、疑問点や不安な点はすべて質問して解消しておきましょう。
提示された見積書は、必ず書面で受け取り、以下の点を確認してください。
見積書のチェックポイント
- 合計金額だけでなく、作業内容ごとの単価や部品代などの内訳が明記されているか
- 追加料金が発生する可能性がある場合は、どのようなケースか記載されているか
- 出張費や諸経費は含まれているか
- 修理後の保証内容や期間が記載されているか
- 会社の連絡先や担当者名が明記されているか
複数の業者の見積書を比較し、内容に納得できたら、正式に契約を結び、作業日を調整するという流れになります。
焦らず、じっくりと検討することが、満足のいくキッチンボードの修理につながります。
キッチンボードの修理はどこに頼むべきか
さて、ここまでキッチンボードの修理について、DIYで行う方法と業者に依頼する方法の両面から解説してきました。
最終的に、愛用のキッチンボードの修理はどこに頼むのが最善なのでしょうか。
その答えは、故障の状況とあなた自身のスキルや価値観によって異なります。
まず、蝶番のネジの緩みや扉の微調整、小さな傷の補修といった軽微な不具合であれば、積極的にDIYに挑戦してみることをお勧めします。
ホームセンターで必要な道具や材料は手軽に揃いますし、何より費用を安く抑えることができます。
自分で修理することで、家具への愛着も一層深まることでしょう。
一方で、スライドレールの交換や、扉・引き出し本体の歪み、広範囲にわたる表面の剥がれなど、作業の難易度が高い場合や、原因が特定できない複雑な不具合の場合は、無理せずプロの業者に相談するのが賢明です。
特に、構造に関わる部分の修理は、専門的な知識がないと、かえって状態を悪化させてしまう危険性もあります。
業者選びの際には、単に料金の安さだけで決めるのではなく、これまで述べてきたように、実績や評判、担当者の対応、保証の有無などを総合的に判断することが重要です。
信頼できる業者に依頼すれば、確実な修理によってキッチンボードの寿命を延ばし、再び快適に使えるようになります。
キッチンボードの修理を依頼できる業者の選択肢としては、以下のようなところが挙げられます。
- 家具修理専門店:専門知識が豊富で、技術力が高い。特殊な修理にも対応できる可能性が高い。
- リフォーム会社・工務店:キッチン全体の改修なども含めて相談できる。地域密着型で安心感がある場合も。
- キッチンメーカーのメンテナンス部門:純正部品での修理が期待できる。保証期間内であれば無償の場合も。
- 便利屋・何でも屋:比較的料金が安く、気軽にお願いできる。ただし、技術力には差があるため見極めが重要。
- 購入した家具店:提携の修理業者を紹介してくれることがある。
最終的な結論として、キッチンボードの修理は、まず自分で直せるかどうかを冷静に見極め、難しいと判断したら、信頼できるプロに相談するというステップを踏むのが最も良い方法と言えるでしょう。
この記事で紹介した情報を参考に、あなたのキッチンボードに最適な解決策を見つけてください。
記事のまとめ
- キッチンボードの扉の不具合は蝶番の調整で直ることが多い
- DIYでの蝶番交換はサイズを正確に測ることが重要
- 引き出しの不調はスライドレールの掃除や潤滑で改善する場合がある
- スライドレールの交換は左右セットで行うのが基本
- 引き出し本体の緩みは木工用ボンドとネジで補強する
- 表面の小さな剥がれは接着剤で、広範囲ならリメイクシートで補修可能
- 修理用の部品はメーカーや型番を手がかりに探すのが効率的
- プロに依頼するメリットは仕上がりの確実性と手間の削減
- 業者依頼のデメリットは費用が高くなること
- 蝶番交換の料金相場は8,000円から20,000円程度
- 信頼できる業者選びには相見積もりが不可欠
- 業者の実績や口コミ、担当者の対応も重要な判断材料
- 修理費用が高額になる場合は買い替えも視野に入れる
- 見積もり依頼時は不具合箇所の写真を撮って送るとスムーズ
- 軽微な修理はDIY、難しい修理はプロへの依頼がおすすめ
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