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積水ハウスの10年点検でシロアリ対策は必要?費用と保証、賢い業者選びのコツ

2025年8月1日

積水ハウスで建てた大切な我が家も、気づけばもうすぐ10年という節目を迎えようとしているのではないでしょうか。

そして、多くの方が頭を悩ませるのが、10年点検で案内されるシロアリ対策の必要性についてだと思われます。

メーカーに任せるべきか、それとも他の業者を探すべきか、そもそも本当に今、対策が必要なのか、様々な疑問が浮かびますよね。

積水ハウスの10年点検でシロアリ対策は必要不可欠なメンテナンスの一環ですが、その費用や保証内容、そしてどの業者に依頼するべきかという点は、非常に重要な判断を迫られる問題です。

高額な費用がかかるからこそ、料金の相場を知り、複数の見積もりを比較検討することが、後悔しないためには欠かせません。

また、自分で防蟻処理を行うことのリスクや、使用される薬剤の効果期間、万が一対策を怠った場合の影響など、知っておくべき情報は多岐にわたります。

この記事では、積水ハウスの10年点検を控えたあなたが抱えるシロアリ対策に関するあらゆる疑問や不安を解消するために、専門的な情報を分かりやすく解説していきます。

特に、優良な業者を効率よく見つけ、適正な価格で質の高い施工を実現するための具体的な方法として、タウンライフのような無料一括見積もりサービスの活用法まで、詳しくご紹介します。

 

この記事でわかること、ポイント

  • 積水ハウスの10年点検でシロアリ対策がなぜ必要なのか
  • シロアリ対策の薬剤効果と保証期間の関係
  • 積水ハウスと外部業者のシロアリ対策費用の比較
  • シロアリ対策を自分で行うことの具体的なリスク
  • 他社で施工した場合の積水ハウスの保証の扱い
  • 優良なシロアリ駆除業者を見極めるためのポイント
  • タウンライフ無料一括見積もりで費用相場を知るメリット

 

積水ハウスの10年点検でシロアリ対策が必要な理由と費用

ポイント

  • なぜ10年でシロアリ対策が必須?薬剤の効果期間と保証
  • 積水ハウスの防蟻処理にかかる費用の目安
  • シロアリ対策を自分で実施する際のリスク
  • 防蟻処理をしない場合の住宅への影響
  • 保証延長のために積水ハウスに依頼すべきか

なぜ10年でシロアリ対策が必須?薬剤の効果期間と保証

積水ハウスの10年点検でシロアリ対策が議題に上がるのには、明確な理由が存在します。

それは、新築時に施工された防蟻薬剤の効果が、およそ10年で切れてしまうためです。

これは積水ハウスに限った話ではなく、多くのハウスメーカーで採用されている一般的な薬剤の持続期間に基づいています。

まずは、この基本的な事実を理解することが、対策の重要性を知る第一歩となるでしょう。

薬剤の効果持続期間と法的背景

住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)では、新築住宅の構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について、引き渡しから10年間の瑕疵担保責任を事業者に義務付けています。

シロアリによる被害は、この「構造耐力上主要な部分」に深刻なダメージを与える可能性があるため、多くのハウスメーカーは新築時に防蟻処理を行い、その効果を10年間保証しているのです。

しかし、逆に言えば、10年が経過すると、その保証と薬剤の効果の両方が失われることになります。

使用される薬剤は、安全性を考慮して分解されるように作られており、永久に効果が持続するわけではありません。

効果が切れた木材は、シロアリにとって格好の餌食となり、無防備な状態になってしまうのです。

保証が切れることの意味

10年間の保証が切れた後にシロアリ被害が発生した場合、その修繕費用はすべて自己負担となります。

被害が土台や柱などの構造躯体にまで及ぶと、修繕には数百万円単位の高額な費用がかかるケースも決して珍しくありません。

家の資産価値を大きく損なうだけでなく、耐震性の低下など、安全な暮らしそのものを脅かす事態にもつながりかねません。

つまり、10年目のシロアリ対策は、単なるメンテナンスではなく、今後も安心してその家に住み続けるための「保険」であり、未来の資産価値を守るための「投資」と言えるでしょう。

保証が継続している間に適切な再処理を行うことで、万が一の被害リスクを未然に防ぎ、大切な住まいを長持ちさせることができるわけです。

したがって、「まだ被害が出ていないから大丈夫」と考えるのではなく、薬剤の効果が切れる前の予防的な対策が極めて重要になるということです。

  • 新築時の防蟻薬剤の効果は約10年で失われる。
  • 薬剤の効果切れと同時に、ハウスメーカーの10年保証も終了する。
  • 保証が切れた後のシロアリ被害の修繕費用は全額自己負担となる。
  • 10年目の対策は、未来の安心と資産価値を守るための重要な投資である。

積水ハウス

 

積水ハウスの防蟻処理にかかる費用の目安

積水ハウスの10年点検でシロアリ対策は必要だと理解した上で、次に気になるのはやはり「費用」ではないでしょうか。

メーカーである積水ハウスに依頼する場合と、外部の専門業者に依頼する場合では、料金に差が出ることが一般的です。

ここでは、それぞれの費用の目安と、その内訳について解説します。

積水ハウス(メーカー)に依頼する場合の費用

積水ハウスに防蟻処理を依頼した場合の費用は、建物の大きさや構造、施工方法によって異なりますが、一般的な30坪程度の住宅で、おおよそ20万円から30万円前後が相場と言われています。

坪単価に換算すると、7,000円から10,000円程度になることが多いようです。

この費用には、薬剤費、施工技術者の人件費、そして施工後の5年間の保証料などが含まれています。

メーカー施工の最大のメリットは、自社の建物の構造を隅々まで熟知しているという安心感です。

どこを重点的に処理すべきか、どのような施工が最適かを正確に把握しているため、施工品質に対する信頼性は非常に高いと言えるでしょう。

また、保証の窓口が一本化されるため、万が一の際の手続きがスムーズである点も魅力です。

外部の専門業者に依頼する場合の費用

一方で、外部のシロアリ駆除専門業者に依頼した場合、費用は比較的安価になる傾向があります。

同じく30坪程度の住宅であれば、10万円から20万円程度、坪単価では4,000円から7,000円程度が相場となります。

これは、ハウスメーカーのように下請け業者を使わないことによる中間マージンの削減や、広告宣伝費の違いなどが理由として挙げられます。

ただし、業者によって使用する薬剤の種類、施工技術、そして何より保証内容が大きく異なります。

価格の安さだけで選んでしまうと、「安かろう悪かろう」で、十分な効果が得られなかったり、保証が不十分であったりするリスクも否定できません。

だからこそ、複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなく、サービス内容や保証体制をしっかりと比較検討することが極めて重要になります。

タウンライフのような一括見積もりサービスを利用すれば、信頼できる複数の業者から一度に見積もりを取得でき、効率的に比較検討を進めることが可能です。

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シロアリ対策を自分で実施する際のリスク

専門業者に依頼すると費用がかかるため、「自分でできないだろうか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

ホームセンターなどでは、DIY用のシロアリ駆除・予防薬剤も市販されており、手軽に挑戦できるように見えます。

しかし、シロアリ対策を自分で実施することには、専門家が指摘するいくつかの大きなリスクが伴います。

安易なDIYは、結果的に「安物買いの銭失い」となり、かえって高くつく可能性さえあるのです。

専門家との技術的な差

最大のリスクは、施工の品質をプロフェッショナルと同等に確保することが極めて難しい点にあります。

シロアリ防除施工士などの資格を持つ専門家は、建物の構造を理解し、シロアリの侵入経路となりやすい箇所を的確に把握しています。

彼らは、床下の隅々まで、ムラなく均一に薬剤を散布するための専門的な機材と技術を持っています。

一方で、DIYでは以下のような問題が生じがちです。

  • 散布ムラ:床下は狭く暗いため、薬剤を全ての木材に均一に散布するのは至難の業です。わずかな散布漏れが、シロアリの侵入を許す原因となります。
  • 薬剤の知識不足:市販の薬剤とプロが使用する薬剤では、濃度や成分が異なる場合があります。適切な薬剤を適切な量だけ使用する判断は、専門知識がなければ難しいでしょう。
  • 侵入経路の見落とし:玄関の框(かまち)や浴室のタイル下、配管の隙間など、シロアリの侵入口は多岐にわたります。これらのポイントを素人がすべて特定し、適切に処理することは困難です。

安全性と保証の問題

もう一つの大きな問題は、安全性と保証です。

床下での作業は、釘の突出や転倒などの危険が伴います。

また、薬剤の取り扱いを誤れば、吸引による健康被害や、ペットへの影響も懸念されます。専門家は、防護服やマスクを着用し、安全管理を徹底した上で作業を行います。

そして最も決定的なのが、「保証」の有無です。

専門業者が施工した場合、通常は5年間の保証が付帯し、期間内にシロアリ被害が再発した際には無償で再施工や修繕を行ってくれます。

しかし、DIYで対策を行った場合、当然ながら保証は一切ありません。

万が一、自分の施工が不十分でシロアリ被害が発生してしまえば、その莫大な修繕費用はすべて自己負担となってしまうのです。

これらのリスクを考慮すると、目先の費用を節約するためのDIYは、長期的に見て非常にハイリスクな選択であると言わざるを得ません。

大切な住まいを確実に守るためには、やはり信頼できる専門業者に依頼するのが最も賢明な判断でしょう。

 

防蟻処理をしない場合の住宅への影響

「まだシロアリなんて見たことないし、対策費用も高いから、もう少し先に延ばしても大丈夫だろう」。

積水ハウスの10年点検でシロアリ対策は必要だと頭では分かっていても、つい、このように考えてしまう方もいるかもしれません。

しかし、防蟻処理を怠るという選択は、あなたの想像以上に深刻な事態を招く可能性があります。

ここでは、もし対策を講じなかった場合に、大切な住宅にどのような影響が及ぶのかを具体的に解説します。

目に見えない場所で進行する被害

シロアリ被害の最も恐ろしい点は、普段私たちの目に触れない床下や壁の内部で、静かに、そして確実に進行することです。

シロアリは光や乾燥を嫌うため、木材の表面を残して内部だけを食い荒らしていきます。

そのため、被害に気づいたときには、柱や土台がスカスカの状態になっていた、というケースが後を絶ちません。

「羽アリを室内で見かけた」「床がフカフカする」「柱を叩くと空洞音がする」といった症状が現れた場合、それは被害が相当進行しているサインであり、手遅れに近い状態である可能性が高いのです。

住宅の根幹を揺るがす3つのダメージ

防蟻処理を怠り、シロアリの侵入を許してしまうと、主に以下の3つの深刻なダメージを受けることになります。

  1. 構造的な強度の低下:家の骨格である土台や柱が食害されることで、建物全体の強度が著しく低下します。これにより、家が傾いたり、建具の立て付けが悪くなったりすることがあります。
  2. 耐震性の著しい劣化:日本は地震大国です。構造材が健全であってこそ、住宅は地震の揺れに耐えることができます。シロアリによってダメージを受けた住宅は、震度5程度の地震でも倒壊する危険性が指摘されています。家族の命を守るという観点からも、シロアリ対策は極めて重要です。
  3. 資産価値の暴落:シロアリ被害を受けた住宅は「瑕疵物件」と見なされ、不動産市場での資産価値が大幅に下落します。将来的に売却を考えている場合、買い手が見つからない、あるいは相場よりもはるかに安い価格でしか売れないといった事態に直面することになります。

これらの被害を修復するためには、被害箇所の交換や補強など、大規模なリフォームが必要となり、数百万円から、場合によっては1,000万円を超える費用がかかることもあります。

10年点検時にかかる十数万円の対策費用を惜しんだ結果、その何十倍もの出費を強いられることになるのです。

この事実を知れば、予防的な防蟻処理がいかにコストパフォーマンスに優れた投資であるか、ご理解いただけるのではないでしょうか。

 

保証延長のために積水ハウスに依頼すべきか

積水ハウスの10年点検におけるシロアリ対策で、多くのオーナーが悩むのが「メーカー保証を延長するために、費用が高くても積水ハウスに依頼すべきか」という点です。

確かに、メーカーに依頼すれば、建物の保証が継続されるという安心感があります。

しかし、その判断を下す前に、保証の内容と、外部業者に依頼した場合の扱いについて正しく理解しておくことが重要です。

積水ハウスの保証の仕組み

まず理解すべきは、住宅の保証にはいくつかの種類があるということです。

積水ハウスが提供する長期保証は、主に「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」に対するものです。

10年点検時に積水ハウスで有料のメンテナンス(防蟻処理や外壁塗装など)を行うことで、この保証をさらに10年間延長できる仕組みになっています。

積水ハウスにシロアリ対策を依頼する最大のメリットは、この「建物全体の保証」と「シロアリ被害に関する保証」の窓口が一本化されることです。

万が一、何らかの不具合が発生した際に、原因が施工ミスなのか、シロアリ被害なのかを切り分ける必要がなく、すべて積水ハウスに相談できるという安心感は大きいでしょう。

外部業者に依頼した場合の保証はどうなる?

では、費用を抑えるために外部の専門業者にシロアリ対策を依頼した場合、積水ハウスの建物保証は完全に失われてしまうのでしょうか。

結論から言うと、「シロアリ対策を外部業者に依頼した」という理由だけで、建物全体の保証が即座に無効になるわけではありません。

例えば、他社で防蟻処理を行った後に、屋根から雨漏りが発生したとします。

この雨漏りがシロアリ対策と無関係であると判断されれば、積水ハウスの保証が適用されるのが一般的です。

ただし、非常に重要な注意点があります。

それは、シロアリ被害に関する保証です。

外部業者で施工した場合、今後もしシロアリ被害が発生した際の保証責任は、当然ながらその施工した外部業者が負うことになります。

積水ハウスは「当社の指定する防蟻処理が行われていないため」という理由で、シロアリが原因で発生した構造躯体の損傷などに対しては、保証を適用しない可能性が極めて高いです。

判断のポイントは?

最終的な判断は、何を重視するかによって変わってきます。

  • 安心感を最優先するなら:費用は高くなりますが、保証の窓口が一本化され、建物を知り尽くしたメーカーに任せる安心感は代えがたいものがあります。この場合は積水ハウスに依頼するのが良いでしょう。
  • コストパフォーマンスを重視するなら:信頼できる外部業者を選び、しっかりとした保証内容(保証期間、保証額、免責事項など)を確認した上で依頼することで、費用を大幅に抑えることが可能です。この選択をする場合は、業者選びが何よりも重要になります。

どちらの選択をするにせよ、まずは外部の専門業者がどのような内容で、いくらくらいの費用で施工してくれるのかを知ることが、適切な判断を下すための第一歩です。

タウンライフなどの一括見積もりサイトを活用し、具体的な選択肢を複数持った上で、積水ハウスの提案と比較検討することをおすすめします。

 

 

積水ハウスの10年点検でシロアリ対策をしないなら業者選びが重要

ポイント

  • シロアリ駆除業者の料金相場の調べ方
  • 優良なシロアリ駆除業者の選び方のポイント
  • タウンライフを利用した無料一括見積もりの手順
  • 他社施工で積水ハウスの保証は継続されるのか
  • まとめ:積水ハウスの10年点検でシロアリ対策は必要、まずは相見積もりから

 

シロアリ駆除業者の料金相場の調べ方

積水ハウスの10年点検でシロアリ対策は必要であり、外部の専門業者への依頼も有効な選択肢であると理解できたところで、次に重要になるのが「適正な料金相場」の把握です。

相場を知らないまま一社だけの見積もりで契約してしまうと、不当に高い料金を支払ってしまうリスクがあります。

逆に、相場よりも安すぎる業者にも注意が必要です。

ここでは、賢く料金相場を調べるための具体的な方法について解説します。

なぜ相見積もりが不可欠なのか

シロアリ駆除の料金は、実は「定価」というものが存在しません。

建物の面積や構造、被害の状況、使用する薬剤、保証内容など、様々な要因が絡み合って決まるため、業者によって提示する金額が大きく異なるのです。

だからこそ、複数の業者から同じ条件で見積もりを取る「相見積もり」が絶対に不可欠となります。

相見積もりを行うことで、以下のようなメリットが得られます。

  • 適正価格の把握:2~3社以上の見積もりを比較することで、お住まいの地域や家の条件におけるおおよその料金相場が見えてきます。
  • 悪徳業者の回避:相場からかけ離れた高額な見積もりや、逆に安すぎて内容が怪しい業者を早い段階で除外できます。
  • サービス内容の比較:料金だけでなく、使用する薬剤の種類、施工方法、保証期間や内容、アフターフォローの体制など、各社のサービスを詳細に比較検討できます。
  • 価格交渉の材料:他社の見積もりを提示することで、価格交渉を有利に進められる可能性があります。

最も効率的な相場の調べ方:一括見積もりサイトの活用

相見積もりの重要性は分かっていても、一社一社自分で業者を探して連絡し、日程を調整して見積もりを依頼するのは、非常に手間と時間がかかります。

そこでおすすめしたいのが、インターネットの「無料一括見積もりサイト」を活用する方法です。

サイトのフォームに、お住まいの地域や建物の情報などを一度入力するだけで、その地域に対応している複数の優良業者から、まとめて見積もりや提案を受け取ることができます。

特に「タウンライフ」のようなサービスは、厳しい審査基準をクリアした信頼性の高い業者のみが登録されているため、悪徳業者に引っかかるリスクを大幅に減らすことができます。

自宅にいながら、手間をかけずに複数の選択肢を比較検討できるため、忙しい方にとっても最適な方法と言えるでしょう。

まずは一括見積もりで大まかな相場を掴んだ上で、気になる数社に絞って、さらに詳しい現地調査を依頼するという流れが最も効率的です。

 

優良なシロアリ駆除業者の選び方のポイント

シロアリ対策の成否は、どの業者に依頼するかで決まると言っても過言ではありません。

料金が安いというだけで安易に選んでしまうと、手抜き工事をされたり、十分な保証が受けられなかったりと、後々大きな後悔につながる可能性があります。

積水ハウスの10年点検でシロアリ対策は必要だと判断したからには、信頼できる優良なパートナーを選ぶことが何よりも大切です。

ここでは、優良業者を見極めるための具体的なチェックポイントを5つご紹介します。

1. 資格と実績の確認

まず最初に確認したいのが、施工を行う技術者の資格です。

「しろあり防除施工士」という(公社)日本しろあり対策協会が認定する資格があり、これを持つ技術者が在籍しているかどうかは、信頼性を測る一つの基準になります。

また、これまでの施工実績、特に大手ハウスメーカーの住宅での施工経験が豊富かどうかも重要なポイントです。

会社のウェブサイトで施工事例を確認したり、創業年数や年間施工件数などを質問してみると良いでしょう。

2. 詳細で分かりやすい見積書

信頼できる業者は、詳細で分かりやすい見積書を提示します。

チェックすべき項目は以下の通りです。

  • 施工面積(㎡または坪):単価計算の根拠となる面積が明記されているか。
  • 単価:1㎡あたり、または1坪あたりの単価が記載されているか。
  • 使用薬剤名:どのような薬剤を使用するのか、その安全性はどうか。
  • 工法:床下への散布だけでなく、穿孔処理などを行う場合はその内容。
  • 諸経費:出張費や廃材処理費などが含まれているか。
  • 保証内容:保証期間、保証額、免責事項などが明確か。

「一式」といった曖昧な記載でごまかさず、何にいくらかかるのかを丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。

3. 充実した保証とアフターフォロー

シロアリ対策は、施工して終わりではありません。

通常、施工後5年間の保証が付帯しますが、その内容をしっかり確認することが重要です。

具体的には、「保証期間内にシロアリが再発した場合に無償で再施工を行う」という基本的な内容に加え、「被害箇所に対する修繕費用をどこまで補償してくれるか(保証額)」という点まで確認しましょう。

また、保証期間中に定期的な無料点検を実施してくれるなど、アフターフォローが充実している業者を選ぶと、より安心です。

4. 不要な不安を煽らない誠実な対応

悪質な業者の手口として、「このままでは家が倒壊しますよ」などと過度に不安を煽り、即日契約を迫ってくるケースがあります。

優良な業者は、床下の状況を写真などで分かりやすく報告し、必要な工事とそうでない工事を明確に説明した上で、じっくりと検討する時間を与えてくれます。

質問に対して誠実に、専門用語を多用せず丁寧に答えてくれるかどうかも、担当者の人柄や会社の姿勢を見極める上で大切なポイントです。

5. 所属団体の確認

(公社)日本しろあり対策協会(JTCA)や、(一社)日本ペストコントロール協会など、業界団体に加盟しているかどうかも一つの目安になります。

これらの団体に加盟している業者は、一定の技術水準や倫理基準を満たしていると考えられるため、信頼性が高いと言えるでしょう。

 

タウンライフを利用した無料一括見積もりの手順

ここまで、料金相場の把握や優良業者選びの重要性について解説してきましたが、これらを効率的に、かつ安心して進めるための最適なツールが「タウンライフ」の無料一括見積もりサービスです。

タウンライフを利用すれば、積水ハウスの10年点検でシロアリ対策は必要だと感じている方が、自宅にいながら複数の信頼できる業者を比較検討できます。

ここでは、その具体的な利用手順とメリットを分かりやすくご紹介します。

タウンライフとは?そのメリット

タウンライフは、住宅関連の様々なサービスで、消費者と優良企業を繋ぐプラットフォームです。

シロアリ駆除においては、以下のような大きなメリットがあります。

  • 完全無料:相談から見積もりの取得まで、すべてのサービスを無料で利用できます。
  • 厳選された優良業者のみ:タウンライフ独自の厳しい審査基準をクリアした業者のみが登録されているため、悪徳業者を排除できます。
  • 簡単な入力:サイトのフォームに建物の情報などを一度入力するだけで、複数の業者に一括で見積もりを依頼できます。
  • 相場がわかる:複数の見積もりを比較することで、適正な料金相場を簡単に把握できます。
  • 断り代行サービス:もし断りにくい業者があった場合でも、タウンライフが代行してくれるサービスがあり安心です。

特に「厳選された優良業者のみ」という点は、業者選びに不安を感じる方にとって最大のメリットと言えるでしょう。

無料一括見積もりの簡単な3ステップ

タウンライフの利用方法は非常にシンプルで、誰でも簡単に行うことができます。

  1. 公式サイトにアクセスして情報入力:まずは「タウンライフ シロアリ」で検索して公式サイトにアクセスします。そして、お住まいの都道府県、建物の種類、築年数、連絡先といった簡単な情報を画面の指示に従って入力します。入力は3分程度で完了します。
  2. 複数社からの連絡を待つ:入力が完了すると、あなたの地域に対応している複数の登録業者から、電話やメールで見積もりや提案の連絡が入ります。この段階で、各社の初期対応を比較することもできます。
  3. 見積もりを比較・検討する:各社から提示された見積書の内容(料金、工法、保証など)をじっくりと比較検討します。気になる業者があれば、現地調査を依頼して、より詳細な見積もりを出してもらいましょう。もちろん、納得のいく業者がなければ、すべての提案を断ることも自由です。

積水ハウスから提示された見積もりを片手に、タウンライフで取得した複数の見積もりを比較することで、ご自身の判断に客観的な根拠と自信を持つことができます。

後悔しない選択をするために、まずはこの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

他社施工で積水ハウスの保証は継続されるのか

この記事の中でも触れてきましたが、外部業者にシロアリ対策を依頼する際に、最も大きな懸念点となるのが「積水ハウスの住宅保証」の扱いです。

「費用は抑えたいけれど、大切な家の保証がなくなってしまうのは困る」と考えるのは当然のことです。

この点をクリアに理解するために、保証の仕組みをもう一度詳しく、そして正確に解説します。

「建物の保証」と「シロアリの保証」は別物

まず大前提として、保証を「建物全体の保証」と「シロアリ被害に関する保証」の2つに分けて考える必要があります。

1. 建物全体の保証(構造・防水保証)

これは、積水ハウスが「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」に対して提供している、品確法に基づく10年間の保証です。

原則として、シロアリ対策を外部業者に依頼したという事実だけで、この建物全体の保証が即座にすべて無効になるわけではありません。

例えば、他社で防蟻処理を行った数年後、シロアリとは全く無関係の理由で外壁に不具合が生じた場合、それは積水ハウスの保証対象となる可能性があります。

2. シロアリ被害に関する保証

問題はこちらの保証です。

積水ハウスで防蟻処理を行った場合、施工箇所からのシロアリ発生に対して5年程度の保証が付きます。

しかし、外部業者で施工した場合は、当然ながらシロアリに関する保証責任は、その施工した外部業者に移ります。

もし、他社で施工した後にシロアリ被害が発生し、それが原因で土台が損傷した場合、積水ハウスは「当社の指定外の防蟻処理であったため」として、その損傷に対する保証を行わないのが一般的です。

この場合、施工した外部業者の保証内容(修繕費用の補償額など)が非常に重要になってくるわけです。

判断のための重要ポイント

つまり、外部業者に依頼するということは、「シロアリに関するリスク管理を、積水ハウスからその外部業者へと委ねる」ということを意味します。

したがって、業者選びの際には、料金の安さだけでなく、万が一の際にどこまで責任を持ってくれるのか、その保証内容を徹底的に確認する必要があります。

  • 保証書の内容を精査する:保証期間、再発時の無償再施工、被害発生時の修繕費用の補償限度額、免責事項などを必ず書面で確認しましょう。
  • 信頼できる業者を選ぶ:結局のところ、保証もその会社が存続していてこそ意味があります。実績が豊富で、経営が安定している信頼性の高い業者を選ぶことが、最大のリスクヘッジになります。

この点をしっかりと理解し、信頼できる業者とその保証内容を見極めることができれば、コストを抑えつつも安心してシロアリ対策を行うことが可能になります。

最終的な判断に迷う場合は、積水ハウスのアフターサービス担当者に「他社で防蟻処理を行った場合の保証の扱い」について、直接確認してみることも一つの方法です。

 

まとめ:積水ハウスの10年点検でシロアリ対策は必要、まずは相見積もりから

ここまで、積水ハウスの10年点検におけるシロアリ対策の重要性から、費用、業者選びのポイントまで、詳しく解説してきました。

多くの情報がありましたが、大切なのはポイントを押さえて、ご自身の状況に合った最適な判断を下すことです。

結論として、積水ハウスの10年点検でシロアリ対策は必要不可欠なメンテナンスであり、将来の安心と資産価値を守るための賢明な投資と言えます。

新築時に施工された薬剤の効果と保証が切れる10年という節目は、対策を講じるべき絶好の、そして最後のタイミングなのです。

その上で、選択肢は大きく分けて2つあります。

ひとつは、費用は高めでも、建物を知り尽くしたメーカーに任せるという絶対的な安心感を取る道。

もうひとつは、信頼できる外部の専門業者を自ら見極め、コストパフォーマンスを追求する道です。

後者の道を選ぶ場合、その成否はすべて「業者選び」にかかっています。

料金の安さだけで判断するのではなく、資格の有無、実績、見積もりの透明性、そして何よりも万が一の際の保証内容を徹底的に比較検討することが求められます。

そして、その賢明な業者選びを実現するための最も強力なツールが、相見積もりです。

積水ハウスからの提案を絶対的なものと捉えるのではなく、まずはタウンライフのような無料一括見積もりサービスを活用して、市場の相場観と複数の選択肢を手に入れてください。

複数の提案をテーブルに並べて比較することで、初めて積水ハウスの提案の価値も客観的に判断できますし、価格交渉の材料になる可能性も生まれます。

行動を起こさなければ、選択肢は生まれません。

大切なマイホームをこれからも長く、安心して守り続けるために、まずは「知る」ことから始めてみてはいかがでしょうか。

 

記事のまとめ

  • 積水ハウスの10年点検でシロアリ対策は必要である
  • 新築時の防蟻薬剤の効果と保証は約10年で切れる
  • 対策を怠ると家の資産価値と安全性が著しく低下する
  • 積水ハウスに依頼するメリットは絶対的な安心感
  • 積水ハウス施工の費用相場は30坪で20~30万円程度
  • 外部業者に依頼するメリットはコストを抑えられること
  • 外部業者施工の費用相場は30坪で10~20万円程度
  • 業者選びで最も重要なのは信頼性と保証内容
  • シロアリ対策のDIYはリスクが高く推奨できない
  • 優良業者選びには「しろあり防除施工士」の資格が目安になる
  • 他社で施工しても建物全体の保証が即時無効になるわけではない
  • シロアリに関する保証責任は施工した業者に移る
  • 賢い選択のためには相見積もりが不可欠
  • 最も効率的な相見積もりの方法は無料一括見積もりサイトの活用
  • タウンライフなら厳選された優良業者から無料で見積もりが取れる