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犬走りのコンクリートとシロアリ被害|原因と対策・駆除費用を解説

「家の周りにコンクリートの犬走りがあるから、シロアリ対策は万全だ」と考えていませんか。

実は、その考えには大きな落とし穴が潜んでいる可能性があります。

犬走りのコンクリートとシロアリの問題は、多くの方が気づかないうちに深刻な被害を引き起こす原因となり得るのです。

コンクリート自体をシロアリが食べることはありませんが、経年劣化によって生じるわずかなひび割れや、建物の基礎との間にできる隙間が、シロアリにとって格好の侵入経路となります。

さらに、コンクリートは地面の湿気を閉じ込めてしまい、湿った木材を好むシロアリの活動を活発化させる原因にもなりかねません。

この記事では、犬走りのコンクリートとシロアリという一見無関係に思える二つの要素が、どのようにして家屋への被害に繋がるのか、その根本的な原因を徹底的に解明します。

そして、被害を未然に防ぐための具体的な予防策、万が一被害に遭ってしまった場合の駆除方法、気になる費用相場、信頼できる専門業者の見つけ方まで、あなたの疑問や不安を解消するための情報を網羅的に提供します。

大切なマイホームをシロアリの脅威から守るため、まずは正しい知識を身につけることが重要です。

この記事を読み終える頃には、犬走りのコンクリート周りの点検ポイントや、今すぐ実践すべき対策が明確になっているでしょう。

 

この記事でわかること、ポイント

  • 犬走りのコンクリートがシロアリ被害の原因となる仕組み
  • コンクリートのひび割れや隙間がもたらす具体的な危険性
  • シロアリの侵入経路を特定するためのプロの点検方法
  • 自分で今すぐ始められる効果的なシロアリ予防策
  • 信頼できるシロアリ駆除業者を見極めるための重要なポイント
  • シロアリ駆除にかかる費用の内訳と適正な相場
  • 複数の優良業者から効率的に無料で見積もりを取る方法

 

犬走りのコンクリートとシロアリの意外な関係性

ポイント

  • シロアリ被害の主な原因はコンクリートにあった
  • シロアリの侵入経路となるコンクリートのひび割れ
  • 家の基礎と犬走りの隙間は放置すると危険
  • シロアリが好む湿気をためないための工夫
  • シロアリの被害を最小限に抑える早期発見法

シロアリ被害の主な原因はコンクリートにあった

多くの方が「コンクリートは硬いからシロアリは関係ない」と思いがちですが、実は犬走りのコンクリートとシロアリ被害には密接な関係があります。

シロアリはコンクリートを食べることはできません。

しかし、コンクリートの存在が、結果的にシロアリにとって非常に住みやすい環境を作り出してしまうことがあるのです。

その最大の原因は「湿気」です。

シロアリ、特に日本で被害の多いヤマトシロアリやイエシロアリは、湿った場所を好んで生息します。

犬走りのコンクリートが家の基礎周りの地面を覆うことで、地面からの水分の蒸発が妨げられます。

その結果、コンクリートの下や基礎の周辺は常に湿った状態が保たれやすくなるのです。

これは、シロアリにとって快適な生息環境を提供するだけでなく、家の土台となる木材を湿らせ、シロアリが食害しやすい状態にしてしまうことにも繋がります。

つまり、コンクリート自体が直接的な被害の原因でなくとも、湿気を保持し、シロアリの活動を助長する間接的な原因となっているケースは少なくありません。

本来、家の基礎は乾燥していることが望ましいのですが、犬走りのコンクリートによってその乾燥が妨げられるという皮肉な結果を生むことがあるということです。

特に、水はけの悪い土地や、日当たりの悪い北側の犬走りは注意が必要でしょう。

こうしたコンクリートが作り出す特有の環境こそが、シロアリ被害の根本的な原因の一つと言えるのです。

 

シロアリの侵入経路となるコンクリートのひび割れ

犬走りのコンクリートとシロアリの問題を考える上で、次に重要なのが「ひび割れ(クラック)」の存在です。

新築時には綺麗だったコンクリートも、年月が経つにつれて、地震の揺れや地盤の沈下、コンクリート自体の収縮など様々な要因で、微細なひび割れが生じることがあります。

シロアリの体は非常に柔らかく、わずか0.6mmほどの隙間があれば侵入可能とされています。

そのため、人間が目視しても気づかないような、髪の毛ほどの細いひび割れであっても、シロアリにとっては十分な侵入経路となり得るのです。

コンクリートの下は、前述の通り湿気が多く、外敵からも身を守れる安全な場所です。

一度ひび割れからコンクリートの下に侵入したシロアリは、そこを拠点として安全に活動範囲を広げ、基礎の立ち上がり部分を登って家屋内部へと到達します。

シロアリが移動する際に作る「蟻道(ぎどう)」と呼ばれる土のトンネルが、コンクリートのひび割れから基礎にかけて発見されることも少なくありません。

この蟻道は、シロアリが乾燥や光から身を守りながら移動するための通路であり、ひび割れがシロアリのハイウェイの入り口となっている証拠です。

したがって、犬走りのコンクリートにひび割れを見つけた場合、それは単なる劣化ではなく、家全体の安全を脅かすシロアリの侵入経路になっている可能性があると認識し、早急な点検や対策を検討する必要があると言えるでしょう。

 

家の基礎と犬走りの隙間は放置すると危険

コンクリートのひび割れと並んで、シロアリの侵入経路として最も注意すべきなのが、「家の基礎と犬走りのコンクリートの間にできる隙間」です。

通常、家の基礎と犬走りのコンクリートは、構造上、一体化して作られるわけではありません。

多くの場合、基礎が作られた後に、その周りに犬走りのコンクリートを打設します。

そのため、両者の間には必ず打ち継ぎの線(隙間)が存在します。

この隙間は、経年による建物の沈下や、温度変化によるコンクリートの膨張・収縮によって、徐々に広がっていくことがあります。

この隙間こそが、シロアリにとって最も発見されにくく、かつ安全に侵入できる絶好のルートなのです。

基礎に沿って存在するこの隙間は、地面から直接基礎の立ち上がり部分へと繋がっており、シロアリは誰にも見られることなく、いとも簡単に床下へアクセスできてしまいます。

さらに厄介なのは、この隙間に雨水が溜まったり、雑草が生えたりすることで、常に高い湿度が保たれやすい点です。

雑草の根が隙間をさらに広げ、シロアリが好むセルロース(植物の主成分)を供給してしまうという悪循環に陥ることもあります。

普段の生活では、この基礎と犬走りの間の隙間を意識的に覗き込むことは少ないため、被害が進行するまで気づかないケースが後を絶ちません。

したがって、定期的な点検の際には、コンクリートの表面だけでなく、この基礎との境界線に隙間ができていないか、不審な土の塊(蟻道)が付着していないかを重点的に確認することが、シロアリ被害を未然に防ぐ上で極めて重要になります。

 

シロアリが好む湿気をためないための工夫

犬走りのコンクリートとシロアリの関係において、湿気が重要な要因であることはこれまで述べてきた通りです。

であるならば、シロアリ被害を予防するためには、いかにして犬走り周辺の湿気をコントロールするかが鍵となります。

今日からでも実践できる、湿気をためないための具体的な工夫をいくつかご紹介します。

犬走り周辺の整理整頓

まず、犬走りの上に植木鉢やプランター、不用品などを直接置かないようにしましょう。

これらの物を置くと、その下が常にジメジメした状態になり、シロアリの格好の隠れ家となります。

また、木製のプランターやウッドデッキなどは、それ自体がシロアリの餌になる可能性もあります。

物を置く場合は、ブロックをかませるなどして風通しを良くする工夫が必要です。

水はけの改善

犬走りのコンクリートに水たまりができていないか確認しましょう。

もし水が溜まりやすい場所があれば、それはコンクリートの勾配が適切でない証拠かもしれません。

また、エアコンの室外機から出るドレン水が、常に犬走りの同じ場所を濡らしているケースもよく見られます。

ドレンホースを延長して、排水溝まで直接導くなどの対策が有効です。

通気性の確保

家の基礎の周りに生い茂る雑草は、こまめに除去することが大切です。

雑草は通気性を悪化させ、地面の湿気を保つ原因となります。

防草シートや砂利を敷くなどの対策も、湿気対策と雑草対策を兼ねるため効果的です。

これらの小さな工夫を継続することが、シロアリを寄せ付けない環境づくりに繋がり、結果として大切な家を守ることになるのです。

 

シロアリの被害を最小限に抑える早期発見法

シロアリの被害は、発見が遅れるほど深刻化し、修復費用も高額になります。

被害を最小限に抑えるためには、何よりも早期発見が重要です。

犬走りのコンクリート周辺をチェックする際に、どのような兆候に注意すればよいか、具体的なポイントを解説します。

ご自身で定期的に点検する際の参考にしてください。

  • 蟻道(ぎどう)の確認: シロアリが作る土のトンネルです。基礎やコンクリートの表面、束石などに泥の線が付着していないか確認します。特に基礎と犬走りの隙間や、ひび割れ部分は念入りに見ましょう。
  • 木材の空洞音: 玄関の框(かまち)や、浴室の柱など、疑わしい部分の木材をドライバーの柄などで軽く叩いてみてください。「コンコン」と乾いた音がすれば問題ありませんが、「ボコボコ」と空洞音がする場合は、内部が食害されている可能性があります。
  • 羽アリの発生: 4月から7月頃にかけて、家の中や家の周りで羽のついたアリを大量に見かけた場合、それはシロアリの羽アリである可能性が高いです。これは巣が成熟し、新たな巣を作るために飛び立った証拠であり、すでに被害が進行しているサインと考えられます。
  • 建具の不具合: これまでスムーズに開閉できていたドアや窓、ふすまなどが、急にきつくなったり、歪んだりした場合も注意が必要です。シロアリが柱や敷居を食害し、家全体が微妙に歪んでいる可能性があります。

これらの兆候のうち、一つでも当てはまるものがあれば、床下など見えない部分で被害が広がっているかもしれません。

「気のせいだろう」と放置せず、専門家による詳細な点検を依頼することをお勧めします。

早期の対応が、結果的に最もコストを抑えることに繋がるのです。

 

 

被害を防ぐ犬走りのコンクリートとシロアリへの対策

ポイント

  • 自分でできる犬走りのシロアリ予防策とは
  • 本格的なシロアリ対策は専門家への相談が必須
  • 信頼できるシロアリ駆除業者の選び方
  • シロアリ駆除にかかる費用の目安
  • 犬走りのコンクリートとシロアリは早期点検が重要
  • 【総括】犬走りのコンクリートとシロアリ対策は業者へ

自分でできる犬走りのシロアリ予防策とは

専門業者に依頼する前に、あるいは専門的な対策と並行して、ご自身でできるシロアリ予防策も存在します。

犬走りのコンクリートとシロアリの関係性を理解した上で、日頃から対策を講じることで、被害のリスクを大幅に軽減することが可能です。

まず基本となるのは、前章でも触れた「湿気対策」と「清掃」です。

犬走り周辺の風通しを良くし、シロアリの餌となる木材や段ボールなどを放置しないことは、最も手軽で効果的な予防策と言えるでしょう。

それに加えて、市販されているシロアリ対策グッズを活用する方法もあります。

ベイト剤(毒餌剤)の設置

ベイト剤は、シロアリが好む餌に遅効性の毒を混ぜたものです。

これを食べたシロアリが巣に持ち帰り、仲間にも分け与えることで、巣ごと根絶やしにする効果が期待できます。

犬走り周辺や、羽アリが出た場所など、シロアリの活動が疑われる箇所に設置します。

定期的な中身の点検が必要ですが、薬剤を散布する方法に比べて、周辺環境への影響が少ないのがメリットです。

木部用防蟻スプレーの使用

床下に入れる場合は、土台や大引といった木材部分に、市販の防蟻スプレーを塗布することも有効です。

ただし、手が届く範囲にしか処理できず、専門業者のように木材内部まで薬剤を浸透させることは困難です。

あくまで補助的な対策と考えるべきでしょう。

これらのDIYによる予防策は、あくまで「予防」が目的であり、すでに発生しているシロアリ被害を完全に駆除する力は限定的です。

自分で対策を行う場合でも、過信せずに、定期的なプロの点検と組み合わせることが、家を確実に守るためには不可欠です。

 

本格的なシロアリ対策は専門家への相談が必須

DIYによる予防策には限界があり、犬走りのコンクリートとシロアリの問題に本格的に対処するためには、専門家の知識と技術が絶対に必要です。

その理由は、シロアリの生態と建築構造の両方に精通していなければ、効果的な対策を施すことができないからです。

侵入経路の特定が困難

シロアリは非常に巧妙に侵入経路を隠します。

犬走りのコンクリートの下や、基礎の内部、断熱材の中など、素人では到底確認できない場所から侵入しているケースがほとんどです。

専門家は、ファイバースコープなどの専用機材を使い、経験に基づいて侵入経路を正確に特定します。

この特定が不正確では、いくら薬剤を散布しても根本的な解決にはなりません。

専門的な薬剤と施工技術

プロが使用する薬剤は、市販のものとは濃度や効果の持続性が全く異なります。

また、施工方法も単に表面に散布するだけではありません。

「バリア工法」では、床下の土壌全体に薬剤を散布してシロアリが上がってこれない層を作るほか、被害箇所や侵入経路となる木材にはドリルで穴を開け、内部に直接薬剤を高圧注入します。

これにより、木材の内部に潜むシロアリまで確実に駆除し、長期間の効果を維持できるのです。

このような穿孔注入(せんこうちゅうにゅう)作業は、建物の構造を理解した上で慎重に行う必要があり、専門的な技術がなければ家を傷める原因にもなりかねません。

結論として、シロアリの兆候を発見した場合や、築年数が経過し予防を検討している場合には、迷わず専門家による床下診断を受けるべきです。それが、結果的に最も確実かつ安全な対策と言えるでしょう。

 

信頼できるシロアリ駆除業者の選び方

シロアリ対策の重要性が分かっても、次に悩むのが「どの業者に頼めばいいのか」という点です。

残念ながら、シロアリ駆除業界には、消費者の不安を煽って高額な契約を迫る悪質な業者も存在します。

後悔しないために、信頼できる業者を見極めるためのポイントをいくつかご紹介します。

  1. 詳細な床下診断と分かりやすい説明: 契約を急がせるのではなく、時間をかけて床下の隅々まで点検し、撮影した写真などを見せながら、被害状況や必要な工事内容を素人にも分かりやすく説明してくれる業者は信頼できます。
  2. 明確な見積書の提示: 「工事一式」といった大雑把な見積もりではなく、「薬剤費」「工事費」「諸経費」など、内訳が詳細に記載された見積書を提示してくれるかを確認しましょう。使用する薬剤の名前や、施工範囲(面積)が明記されていることも重要です。
  3. 公益社団法人日本しろあり対策協会の会員であるか: この協会は、シロアリ防除に関する技術の向上や安全な薬剤の使用を推進している団体です。協会の正会員であることは、一定の技術水準や倫理観を持っている証となり、業者選びの一つの基準になります。
  4. 長期的な保証とアフターサービス: 多くの優良業者は、施工後に5年程度の保証を付けています。保証期間内にシロアリが再発した場合に、無料で再施工してくれるかなど、保証内容を事前にしっかりと確認しましょう。定期的な無料点検などのアフターサービスが充実しているかもポイントです。

最も重要なのは、1社だけでなく、必ず複数の業者から見積もりを取って比較検討することです。

相見積もりを取ることで、料金の相場感が分かるだけでなく、各社の対応や提案内容を比較し、最も信頼できる業者を冷静に判断することができます。

手間はかかりますが、このひと手間を惜しまないことが、適正価格で質の高い工事を実現するための最善の方法です。

 

シロアリ駆除にかかる費用の目安

シロアリ駆除を依頼する上で、最も気になるのが費用ではないでしょうか。

費用は、家の広さ、被害の状況、採用する工法などによって大きく変動しますが、一般的な相場を知っておくことは、業者から提示された見積もりが適正かどうかを判断する上で非常に役立ちます。

多くの業者では、施工面積(主に1階の床面積)に応じて料金を設定しています。

料金の単位としては、「1㎡(平方メートル)あたり」または「1坪(約3.3㎡)あたり」が用いられます。

工法別の費用相場

代表的な2つの工法における、おおよその費用相場は以下の通りです。

工法 1坪あたりの費用相場 1㎡あたりの費用相場 特徴
バリア工法 6,000円~10,000円 2,000円~3,000円 即効性が高く、床下全体に薬剤を散布して予防効果も高い。日本で最も一般的な工法。
ベイト工法 6,000円~12,000円 2,000円~4,000円 巣ごと駆除する効果が期待できる。薬剤散布が不要で安全性が高いが、効果が出るまで時間がかかる。

例えば、一般的な30坪の家でバリア工法を採用した場合、18万円~30万円程度が費用の目安となります。

追加費用がかかるケース

上記の基本料金に加えて、以下のような場合には追加費用が発生することがあります。

  • 被害が甚大な場合: 土台や柱の交換など、リフォームが必要な場合は別途、修繕費用がかかります。
  • 特殊な構造の家: 床下への進入が困難で、点検口の作成が必要な場合など。
  • コンクリート処理: 玄関や浴室、犬走り下の土壌に薬剤を注入するため、コンクリートに穴を開けて処理する場合。

最終的な費用は、必ず現地調査の上で見積もりを出してもらう必要があります。

複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなく、施工内容や保証内容もしっかりと比較検討することが重要です。

 

犬走りのコンクリートとシロアリは早期点検が重要

これまで、犬走りのコンクリートとシロアリの関係性や、具体的な対策について解説してきました。

ここまで読んでいただければ、いかに「早期の点検」が重要であるかをご理解いただけたかと思います。

シロアリの被害は、知らないうちに静かに、そして確実に進行します。

「羽アリを見た」「近所でシロアリ駆除をしていた」といったきっかけがなくても、家は常にシロアリの脅威に晒されていると考えるべきです。

特に、以下のような条件に当てはまる家は、一度専門家による点検を受けることを強くお勧めします。

  1. 築5年以上、一度もシロアリ対策をしていない: 新築時に行われる防蟻処理の効果は、一般的に5年程度で切れるとされています。効果が切れた状態は、無防備な状態と同じです。
  2. 犬走りのコンクリートにひび割れや、基礎との隙間がある: これらはシロアリの侵入経路になり得る、明らかな危険信号です。
  3. 家の周りが湿気の多い環境である: 日当たりが悪い、水はけが悪い、近くに林や川があるといった環境は、シロアリが好む条件が揃っています。

シロアリ点検は、人間でいうところの「健康診断」と同じです。

何も問題がなければ安心できますし、もし初期段階で問題が見つかれば、軽微な処置で済みます。

被害が進行し、家の耐震性まで脅かされる事態になってからでは、駆除費用だけでなく、高額な修繕費用まで必要になってしまいます。

多くの専門業者では、無料での床下診断サービスを提供しています。

大切な資産であるマイホームの価値を守るためにも、まずはこの無料診断を活用し、家の健康状態を正確に把握することから始めてみてはいかがでしょうか。

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【総括】犬走りのコンクリートとシロアリ対策は業者へ

この記事を通じて、犬走りのコンクリートとシロアリという、一見すると結びつかない二つのものが、いかに密接に関わっているかをお伝えしてきました。

コンクリートがあるから安全、という思い込みは捨て、むしろコンクリートのひび割れや隙間、そして湿気を保つ性質がシロアリ被害のリスクを高める要因となりうることをご理解いただけたかと思います。

自分でできる予防策も大切ですが、それだけではシロアリの巧妙な侵入を防ぎきることは非常に困難です。

見えない床下で被害が進行している可能性を考えると、やはり根本的な解決にはプロの力が必要不可欠です。

信頼できる業者を見つけ、正確な診断に基づいた適切な処置を施すことこそが、家をシロアリから守るための最も確実な道筋と言えるでしょう。

しかし、いざ業者を探すとなると、「どこに頼めばいいのか分からない」「悪質な業者に騙されたくない」という新たな不安が出てくるかもしれません。

そこで賢く活用したいのが、インターネットの「無料一括見積もりサービス」です。

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記事のまとめ

  • 犬走りのコンクリートはシロアリ対策として万全ではない
  • コンクリート下の湿気はシロアリの活動を助長する
  • わずか0.6mmのひび割れもシロアリの侵入経路になる
  • 家の基礎と犬走りの隙間は最も危険な侵入ポイント
  • シロアリ被害の早期発見には定期的な目視点検が有効
  • 蟻道や木材の空洞音は被害が進行しているサイン
  • DIYでの対策は予防が目的であり駆除には限界がある
  • 本格的な駆除と予防には専門家の技術が不可欠
  • 信頼できる業者は詳細な説明と明確な見積もりを提示する
  • 日本しろあり対策協会の会員かも業者選びの基準になる
  • 駆除費用は1坪あたり6,000円からが相場
  • 複数の業者から見積もりを取る相見積もりが鉄則
  • 築5年以上経過したら専門家による点検を推奨
  • シロアリ対策で悩んだらまずは無料一括見積もりが賢い選択
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