新築住宅を購入し、いざ住み始めるとなると、エアコンの設置について悩む人も多いのではないでしょうか。
特に工務店でエアコン取り付けを検討している方は、工務店で依頼するメリットやデメリット、さらに費用について知っておきたいところです。
工務店 エアコン 費用はどれくらいかかるのか、エアコン 工務店 安いところもあるのかなど、疑問に思うことも少なくありません。
また、家電量販店やネットショップ どっちがお得なのか、注文住宅 エアコン 施主支給 後悔しない方法はあるのかといった情報も、事前に知っておくと安心です。
さらに、建売 エアコン どこで買うのが良いのか、エアコン取り付けの費用はいくらくらいですかといった相場も把握しておく必要があります。
特に、一条工務店のエアコンのメーカーはどこなのかや、家電量販店がエアコン工事を断る理由は何ですかといったトラブル事例についても、知識として持っていると役立ちます。
この記事では、工務店でエアコンを取り付ける場合に必要な流れや、費用の目安、さらにはお得に設置するための一括見積もりについて詳しく解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、後悔しないエアコン設置の参考にしてください。
この記事でわかること、ポイント
- 工務店でエアコンを取り付ける流れが分かる
- 工務店でエアコンを設置する費用相場が理解できる
- 家電量販店やネットショップと工務店の価格差を比較できる
- 施主支給でエアコンを用意する際の注意点を知ることができる
- 建売住宅でエアコンを購入する際の選択肢が分かる
- エアコン取り付け工事で追加費用が発生するケースが分かる
- 一括見積もりでお得に工務店でエアコンを設置する方法が分かる
工務店でエアコンを取り付けるメリットとデメリット
ポイント
- 工務店でエアコン取り付けを依頼する流れとは?
- 工務店でエアコンを設置する費用相場はどれくらい?
- エアコンは工務店より家電量販店やネットショップの方が安い?
- 注文住宅でエアコンを施主支給すると後悔するケースとは?
工務店でエアコン取り付けを依頼する流れとは?
工務店でエアコン取り付けを依頼する場合、まず最初に行うべきことは、自分の希望や設置予定箇所について具体的なイメージを持つことです。
新築住宅であれば、間取りや家の構造が決まっている段階で、どの部屋に何台エアコンを設置するのかを考えておく必要があります。
次に、工務店へ相談を持ちかけます。
このとき、エアコンの取り付けについてすでに工務店側で提携している業者があるのか、それとも自分で家電量販店などに依頼しても良いのかを確認することが重要です。
工務店が一括で工事を請け負っている場合は、設計打ち合わせ時にエアコン設置の位置や機種についても相談しておくとスムーズです。
工務店が手配する業者に任せる場合、施主側が特に手を煩わせることはありませんが、取り付ける機種については希望を伝えておくと安心です。
一方で、自分で家電量販店やネットショップなどから購入して施主支給する方法を選ぶ方もいます。
その場合は、工務店にあらかじめ「エアコンは自分で用意するので、取り付けだけお願いできますか?」と確認をとる必要があります。
確認が取れたら、どのタイミングで取り付け工事を行うかを工務店とすり合わせます。
新築の場合、内装工事や電気配線工事の進捗によっては、エアコン取り付けの時期がずれることもあるため、スケジュール調整が必要です。
最後に、取り付け工事当日は、エアコン業者と工務店の担当者が連携して作業を進めます。
施主も立ち会える場合は、設置場所や室外機の位置などを確認しながら進めると良いでしょう。
こうした流れを事前に把握しておくことで、工務店でエアコンを取り付ける際もスムーズに進めることができます。
工務店でエアコンを設置する費用相場はどれくらい?
工務店でエアコンを設置する際の費用相場については、ケースによって幅がありますが、おおよそ10万円~20万円程度が目安となります。
まず、エアコン本体の価格が大きく費用に影響します。
一般的に、6畳用であれば6万円~10万円程度、14畳以上になると15万円以上する機種も珍しくありません。
次に、工務店を通して設置する場合は、取り付け工事費用も含まれることが多く、この工事費用が3万円~5万円程度かかることが一般的です。
しかし、工務店によっては、家電量販店よりも割高になるケースがあります。
理由としては、工務店が下請け業者に依頼する形になるため、中間マージンが上乗せされるからです。
例えば、家電量販店で購入して取り付ける場合、エアコン本体代と標準工事費込みで8万円~15万円程度で済むこともありますが、工務店経由ではこれにプラス2万円~5万円程度かかることも少なくありません。
一方で、工務店に依頼するメリットもあります。
それは、建築工事の一環として取り付けてもらえるため、壁に穴を開ける位置や配管の見え方など、仕上がりが美しくなることが多い点です。
特に新築住宅の場合は、見た目の仕上がりも大切ですので、この点に価値を感じる方にとっては、多少費用が高くなっても工務店に依頼するメリットがあると言えます。
また、施主支給でエアコンを用意し、工務店に取り付けだけ依頼する場合は、工事費だけで3万円~6万円程度となります。
ただし、施主支給については、工務店によっては「取り付けは保証対象外になります」と言われるケースもあるため、事前に確認しておくことが必要です。
このように、工務店でエアコンを設置する費用相場は、依頼方法や機種によって変わってきますが、事前に見積もりをしっかりと取ることで、納得のいく形で設置できるでしょう。
エアコンは工務店より家電量販店やネットショップの方が安い?
エアコンの購入を考えたとき、工務店に依頼するよりも家電量販店やネットショップで購入したほうが安い場合が多いです。
その理由は、家電量販店やネットショップでは、大量仕入れによる価格交渉力が強く、割引率が高いためです。
一方で、工務店を通してエアコンを設置する場合、下請け業者に依頼するため、中間マージンが発生し、結果として費用が高くなる傾向にあります。
例えば、家電量販店では、キャンペーンやセール期間中であれば、6畳用エアコンが5万円程度で購入できることもありますが、工務店経由では同等品が8万円以上になることも少なくありません。
さらに、ネットショップの場合は、人件費や店舗運営費がかからない分、価格が抑えられており、同じエアコンがさらに安く購入できることがあります。
しかし、一方で注意しなければならない点もあります。
家電量販店やネットショップで購入した場合、取り付け工事に関しては別途手配が必要になるケースがあります。
特に、ネットショップでエアコンを購入すると、配送のみで工事は自分で手配しなければならないこともあります。
また、量販店やネットショップで購入したエアコンの取り付け工事を、工務店に依頼しようとすると、「持ち込み品は対応できません」と断られることもあります。
さらに、取り付け工事を安さだけで選んでしまうと、雑な工事をされるリスクもあり、結果的に配管が曲がってしまったり、冷媒ガス漏れが発生するなど、不具合が起きるケースもあります。
このように、家電量販店やネットショップのほうが安いからといって、単純に安さだけで決めると後悔することもあります。
費用を抑えたい場合は、エアコン本体をネットショップや量販店で購入し、取り付け工事については信頼できる業者に依頼する「分離発注」を検討するのも一つの方法です。
また、工務店によっては「施主支給でも取り付けだけ対応します」というケースもありますので、事前に相談しておくことが大切です。
価格だけにとらわれず、安心して長く使えるエアコン設置を目指すことが、結果的に満足度の高い選択につながります。
注文住宅でエアコンを施主支給すると後悔するケースとは?
注文住宅でエアコンを施主支給することで費用を抑えようと考える人は多いですが、施主支給が原因で後悔するケースも少なくありません。
まず、代表的な後悔のケースは「取り付けを断られた」という事例です。
工務店によっては、施主支給品はトラブルが発生しやすいため、取り付け工事自体を断ることがあります。
また、「取り付けには対応するが、保証はできません」と言われるケースも多く、万が一、取り付け後に不具合が生じても、自己責任になってしまいます。
次に、「配管穴やコンセント位置が合わなかった」というトラブルもあります。
施主支給の場合、工務店との打ち合わせ不足によって、エアコン本体のサイズや仕様が現場に合わず、取り付け作業時に追加工事が必要になってしまうことがあります。
例えば、壁に穴を開け直したり、電源位置を変更したりする場合、追加費用として1万円~3万円ほどかかることもあり、結果的に費用が高くなってしまいます。
さらに、「工事のタイミングが合わなかった」というケースもあります。
新築工事では、内装工事や電気工事など、工程ごとに進められるため、エアコンの取り付けもスケジュール通り進めなければなりません。
施主支給で別途業者を手配すると、そのスケジュールに合わせられず、結果として工事が遅れてしまうことがあります。
特に引き渡し間近で工事が遅れると、引っ越しに間に合わないという最悪の事態にもなりかねません。
また、「アフターサービスに不安を感じる」という点も見逃せません。
施主支給の場合、エアコン本体は自分で手配しているため、万が一故障した場合でも、工務店は対応してくれません。
さらに、取り付け業者が外部業者である場合、「どちらに連絡すればよいかわからない」といった事態にも陥りやすいです。
こうした後悔を避けるためには、事前に工務店と十分に打ち合わせを行い、「施主支給でも対応可能か」「取り付け工事に問題がないか」を確認しておくことが重要です。
また、エアコン本体だけでなく、取り付け工事まで含めた「一括見積もり」を取ることで、予算内で最適な方法を見つけやすくなります。
施主支給にはメリットもありますが、慎重に準備を進めることが、後悔しない家づくりにつながります。
工務店でエアコンを取り付ける前に一括見積もりが重要な理由
ポイント
- 建売住宅のエアコンはどこで買うのが正解?
- エアコン取り付けの費用はいくらくらいかかる?
- 一条工務店のエアコンに使われるメーカーはどこ?
- 家電量販店がエアコン工事を断る理由とは?
- 工務店でエアコンを設置するときに一括見積もりでお得になる理由とは?
建売住宅のエアコンはどこで買うのが正解?
建売住宅を購入した後、エアコンをどこで買うのが正解なのか悩む人は多いです。
新築住宅の場合、内装や設備には満足していても、エアコンは付いていないケースが一般的だからです。
そのため、引っ越しに間に合わせるためにも、エアコン選びと購入先は早めに検討する必要があります。
まず、購入先として代表的なのは「工務店」「家電量販店」「ネットショップ」の3つです。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、具体的に説明します。
工務店で購入する場合の最大のメリットは、建物に合わせた最適な取り付け工事をしてもらえる安心感です。
例えば、配管の取り回しや室外機の設置位置など、住宅に合わせた施工をしてもらえるため、見た目もすっきりと仕上がります。
さらに、新築住宅を建てた工務店であれば、建物構造も把握しているため、壁や天井に無理な負荷をかけることなく施工してくれる場合が多いです。
一方で、工務店の場合は、エアコン本体や工事費用が高くなる傾向があります。
中間マージンが発生することや、下請け業者を使うことで、費用が割高になりやすいからです。
次に、家電量販店で購入する場合について説明します。
家電量販店は、大手メーカー製品を豊富に取りそろえているため、性能や価格を比較しながら選べるという利点があります。
例えば、夏場にはエアコンフェアなどで値引きセールが行われることもあり、比較的安く購入できることがあります。
また、量販店には自社の取り付け工事部隊がいることが多く、購入から設置までスムーズに進む点も魅力です。
ただし、家電量販店の工事スタッフは繁忙期になると一日に何件も回るため、作業が雑になるケースもあります。
配管工事が適当だったり、室外機の固定が不十分だったりすると、後々トラブルになることもあるため注意が必要です。
最後に、ネットショップで購入する場合について触れます。
ネットショップの最大の魅力は、何と言っても価格の安さです。
家電量販店よりも安く、同じ機種でも数万円単位で差が出ることもあります。
また、自宅で簡単に価格比較ができるため、忙しい人でも手軽に購入できる点もメリットです。
しかし、ネットショップの場合は、購入と取り付け工事が別々になることが多く、工事業者を自分で手配しなければならないケースがあります。
特に新築の場合は、壁に穴を開けたり、電源位置を調整したりといった細かい作業が必要になるため、素人判断で業者を選ぶと後悔する可能性もあります。
このように、建売住宅でエアコンを購入する際は、安さだけでなく、工事の質やアフターサービスまで含めて検討することが大切です。
少しでも費用を抑えたい場合は、ネットショップで本体を購入し、工務店や信頼できる電気工事業者に取り付けを依頼する「分離発注」という方法もあります。
自分にとって何を優先するのかを考えながら、最適な購入先を選ぶことが重要です。
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エアコン取り付けの費用はいくらくらいかかる?
エアコン取り付けにかかる費用は、設置環境やエアコンの機種によって大きく異なります。
一般的に、標準的な取り付け工事費用は1台あたり15,000円〜25,000円程度が相場とされています。
ただし、これは室外機を地面に置く「標準工事」の場合です。
例えば、室外機をベランダに設置するだけであれば、標準工事費に収まることが多いです。
しかし、以下のようなケースでは追加費用が発生することがあります。
まず、「配管延長」が必要な場合です。
室内機と室外機が離れている場合、冷媒管やドレンホースなどの配管を延長しなければなりません。
配管の延長費用は1メートルあたり3,000円〜5,000円程度が目安です。
例えば、標準の4メートルを超えて6メートル必要になった場合、追加で6,000円〜10,000円程度かかることになります。
次に、「高所作業」が必要なケースです。
2階以上の外壁に室外機を設置する場合や、屋根置き設置が必要な場合には、高所作業費用として5,000円〜15,000円程度が追加されることがあります。
さらに、「穴あけ工事」が必要になることもあります。
新築住宅でエアコン用の穴が開いていない場合、壁に穴を開ける工事が必要です。
穴あけ工事費は1カ所5,000円〜10,000円程度かかることがあります。
その他にも、コンセントの増設や電圧変更が必要な場合、さらに費用が上乗せされることもあります。
例えば、エアコン専用コンセントを設置する場合は8,000円〜15,000円程度、100Vから200Vに変更する場合は10,000円〜20,000円程度が相場です。
このように、エアコン取り付け費用は単純な金額ではなく、設置環境によって変動します。
見積もり時に細かく確認しておくことが大切です。
一条工務店のエアコンに使われるメーカーはどこ?
一条工務店で採用されるエアコンメーカーについて、気になる方も多いです。
一条工務店では、基本的に自社オリジナルの全館床暖房システム「全館冷暖房システム」を導入しているため、通常の壁掛けエアコンとは異なるケースがあります。
この全館冷暖房システムには、ダイキンや日立など、大手メーカーの機器が採用されることが多いです。
特にダイキン製は、業務用エアコンで培った技術が活かされ、耐久性や省エネ性能に優れているため、一条工務店でも信頼を得ています。
また、一部ではパナソニック製が採用されることもあります。
ただし、一条工務店で標準採用される機種は一般市場には流通しておらず、カタログで見かける家庭用エアコンとは型番が異なることがあります。
そのため、性能や保証内容については、契約時に確認しておくことが重要です。
一条工務店は、高気密・高断熱住宅であるため、冷暖房効率が非常に高く、エアコンの使用頻度自体も抑えられる傾向にあります。
したがって、メーカーよりも、住宅性能に合った冷暖房設備を重視する姿勢が求められます。
家電量販店がエアコン工事を断る理由とは?
家電量販店でエアコンを購入し、取り付け工事を依頼した際に、稀に工事を断られるケースがあります。
そのような状況になると、せっかく安くエアコンを購入できたにもかかわらず、取り付けができずに困ってしまう方も少なくありません。
では、具体的にどのような理由で家電量販店がエアコン工事を断ることがあるのでしょうか。
まず考えられるのは、「設置環境が特殊で対応が難しいケース」です。
例えば、配管を通す穴がない、または室外機の設置スペースが非常に狭い、さらには高所作業が必要で危険を伴うなど、標準工事では対応できないような現場の場合、量販店の工事スタッフは安全面や作業効率を考慮し、工事を断ることがあります。
家電量販店の工事担当者は1日に複数件の現場を回ることが多く、複雑な工事に時間をかけていると他の現場に遅れが出るため、特に繁忙期では難しい工事を敬遠する傾向が強くなります。
次に、「電気工事が必要な場合」も断られる原因の一つです。
新築住宅でも、エアコン専用コンセントが設置されていなかったり、電圧がエアコンに合っていない場合があります。
そのようなケースでは、エアコン取り付け前に電気工事を行う必要がありますが、家電量販店の取り付けスタッフは電気工事士の資格を持っていないことも多く、対応できない場合があります。
また、「壁材や内装に特殊な素材が使われている場合」も注意が必要です。
例えば、新築住宅でよく使われる高気密住宅や防音住宅では、壁に穴を開ける際に特別な技術や工具が必要になることがあります。
工事スタッフによっては、そのような特殊工事に不慣れで、施工後の不具合を避けるために工事を見送る場合もあります。
さらに、「マンションやアパートなどで管理規約に制限がある場合」も工事を断られるケースがあります。
例えば、外壁に穴を開けることが禁止されていたり、室外機の設置場所に制限がある場合です。
量販店側も、無理に工事を進めてトラブルになれば責任問題に発展するため、工事を避ける傾向があります。
このように、家電量販店でエアコン工事を断られる背景には、設置環境や工事スタッフの対応範囲、安全面など、さまざまな要因があります。
そのため、エアコンを購入する前に、自宅の設置環境や電源状況、管理規約などを確認しておくことが大切です。
また、複雑な工事になりそうな場合は、家電量販店ではなく、工務店や専門の電気工事業者に相談することも選択肢として考えると良いでしょう。
こうすることで、スムーズにエアコンを設置できるだけでなく、設置後の安心感にもつながります。
工務店でエアコンを設置するときに一括見積もりでお得になる理由とは?
工務店でエアコンを設置する際に、一括見積もりを利用するとお得になる理由について説明します。
新築住宅を購入し、いざエアコンを取り付ける段階になると、工務店や家電量販店、ネットショップなど、さまざまな選択肢があり、どこに依頼すればいいか悩む方も多いです。
特に工務店でエアコン設置をお願いする場合は、一括見積もりを活用することで、思わぬ費用削減につながる可能性があります。
その理由を具体的に説明していきます。
まず、工務店によってエアコン設置工事費用に差があることを理解しておく必要があります。
同じ内容の工事であっても、工務店によって見積もり金額が数万円違うことも珍しくありません。
これは、工務店ごとに仕入れ値や下請け業者への支払い額が異なるためです。
例えば、A社ではエアコン取り付け工事費が25,000円だったとしても、B社では35,000円かかる場合があります。
一方で、C社では20,000円で済むこともあります。
つまり、最初に依頼した工務店の見積もりだけで判断してしまうと、本来ならもっと安くできた工事に高い金額を支払うことになってしまうのです。
そこで活用したいのが「一括見積もりサービス」です。
一括見積もりサービスを利用すれば、複数の工務店から一度に見積もりを取ることができます。
例えば、タウンライフ家づくりなどの無料一括見積もりサイトでは、大手ハウスメーカーや地元の工務店など、複数社から一度に見積もりをもらうことが可能です。
これにより、各社の価格やサービス内容を比較し、最もコストパフォーマンスの良い業者を選ぶことができます。
また、一括見積もりをすることで「価格交渉」の材料にもなります。
例えば、A工務店の見積もりが30,000円だった場合、「他社では25,000円でできると言われました」と伝えれば、値下げに応じてもらえるケースもあります。
工務店側も、他社と比較されていることを知れば、契約を取るためにできる限り安く提示しようとするため、結果的に費用を抑えやすくなるのです。
さらに、一括見積もりを活用すると、「サービス内容の違い」にも気づくことができます。
例えば、ある工務店では配管カバー取り付けが標準工事に含まれているのに対し、別の工務店ではオプション扱いで追加料金が必要だった、というケースもあります。
こうした細かな違いを把握しやすくなる点でも、一括見積もりは非常に役立ちます。
以上のことから、工務店でエアコン設置を考えている場合は、一括見積もりを活用することで「価格」「サービス内容」「交渉材料」など、さまざまな面でメリットがあります。
最初から一社に決めるのではなく、複数社の見積もりを取りながら比較検討することで、無駄な出費を抑え、納得のいくエアコン設置を実現することができるでしょう。
記事のまとめ
- 工務店でエアコンを取り付ける流れは事前打ち合わせとスケジュール調整が必要である
- 工務店でのエアコン設置費用相場は10万円〜20万円程度である
- 工務店経由は仕上がりが美しいが、費用が高くなる傾向がある
- 家電量販店やネットショップのほうがエアコン本体価格は安いことが多い
- 工務店に施主支給で依頼すると保証対象外になるケースもある
- 施主支給は取り付け拒否や追加工事でトラブルになることがある
- 建売住宅ではエアコン購入先を工務店・量販店・ネットで比較すべきである
- エアコン取り付け費用は標準工事で1万5千円〜2万5千円程度である
- 配管延長や高所作業で追加費用が発生することがある
- 一条工務店のエアコンはダイキンや日立製が多い
- 家電量販店は特殊工事や電気工事を断る場合がある
- 工務店でエアコン設置時に一括見積もりを活用すると費用を抑えられる
- 一括見積もりで複数社を比較すると値下げ交渉がしやすくなる
- 工務店によってエアコン取り付け費用や工事内容に差がある
- 信頼できる業者を選び、費用と品質のバランスを取ることが重要である